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(株)岡山国際ホテル/民事再生
「ホテルオークラ岡山」買いませんか - JC-NET(ジェイシーネット)
(株)岡山国際ホテル(岡山県岡山市北区門田本町4-1-16、代表:守屋勝利)は
8月23日民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は加瀬野忠吉弁護士ほか(電話086-236-1550)。
監督委員には岡本健二弁護士(電話086-225-8511)が選任されている。
負債額は約14億円が見込まれている。
同社は三菱地所グループとして設立された岡山市の有力ホテル。
しかし2003年9月三菱地所に逃げられ、ホテルオークラと業務提携、
ホテル名も「岡山国際ホテル」⇒「ホテルオークラ岡山」と名称を変えた。
しかも経営不振から債務免除なども受け、立ち直っていたのも束の間、
シティホテルタイプの全日空ホテルやプラザホテル・グランヴッイア岡山などとの競争は激化、
最近では東横インなどの宿泊特化型の廉価ホテル乱立により、宿泊でも競争に負け、
結果宿泊稼働率40%で大きな赤字となっていた。
当ホテルは図体が大きいだけに固定費も大きく再度経営危機に至ったもの。
再生には、オークラから即離れ、宿泊料金をフレキシブルに対応させることである
(季節やウィークデイ&エンド、午後3時以降の当日予約はシングル5,000円まで宿泊価格を下げるなど)。
ホテルの原価などクリーニング代等のほか知れている。
従業員は暇であっても忙しくても一定員は必ず必要である。
宴会は地元財界などに接客的な営業で働きかけ、宿泊稼働率を上げるしかない。
宿泊客が多くなれば必然的にレストランなどの売上高も上がる。
稼働率上昇・結婚披露宴や宴会の増加は、従業員全員営業の積極営業なくしてできない。
田舎でふんぞり返り、ブランドに甘んじたことが破綻の原因。
ホテルオークラとの事業提携期間がまだ残っているようだが、
ホテルオークラの看板背負った営業実績が宿泊稼働率40%であり、
この契約を生かした民事再建は9割方無理であろう。
[2010年8月24日]
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