10/10/19 01:28:20
詞で印象に強く残ってるのは「天国のキッス」です。
発売前に沖縄の事件があったでしょう。
アイドルが完全に妄想の世界のものになってしまって起きてしまった。
この歌詞は犯人に向けて歌われてるかのような気までしてくるのです。
妄想のなかで一人歩きし始めた松田聖子に歌わせている感じがするんですよ。
抱きしめられて気が遠くなって、教えてここはどこ?あたし生きてるの?
海のそこかしら? 熱帯の花が招いている 二人だけの島←島っつってるし!
そこはBlue Heavenなわけです。
当時はじめて聞いた時はぞくぞくぞくっときたものです。
松田聖子のすごいところはその傷口をしっかりと見つめてそれを曲にして歌うことが出来るというところですよね。
あっぱれ松田聖子!
そう考えると、衣装、フリ、ちょっと作ってるっぽいところとかすごく納得がいくというか。
松本隆氏もこの曲が最高であるというけれど、ただ作品の出来どうこうというだけでなく、
相手の妄想の中に入っていってるという点でこれ以上のものはないなと自分も思うわけです。
2度と同じ事件が起きないよう歌でそれを表現するとは・・・。凄すぎます。
で、この次がガラスの林檎でしょ。ひゃー。