11/05/05 11:38:19.49 wYlfSgQw0
日本人の基本には浪曲があるんだよ(望まざるとにかかわらず)
それで声のトーンも基本的に低い(リズムも八分音符がせいぜいで動きが遅い)
女が興奮してまくしたてているような高い声が「耳障りとは思わない」という境地に
日本人がたどり着くには、それ相応の時間がかかったと思う。
また「浪曲」なので
押し殺したような微妙な感情表現を聞き手が敏感に感じ取ることをもって
よしとする傾向がある。
それが「ひとつの曲の中では、ひとつの声色」という長い時代傾向につながった。
アメリカのブルースでやるような、抑揚を極端に付ける歌唱法は派手すぎて、
やはり長い間日本人の耳には合わなかったんだと思うな