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朝鮮学校から自分の意思で別の学校に移った高校生が初めて産経新聞に実態を告発した。
教師は生徒らに反日意識をすり込み、「日本人に拉致を言う権利はない」と言い放つ。
学校側が無償化や補助金申請のために国や自治体に行っている説明とは大きく食い違う。
「生徒の立場が理解されていない。無償化するぐらいなら学校を選ぶ自由をください」。
生徒は悲痛な声を上げた。
「誰かに実態を伝えないと」。無償化問題で朝鮮学校が注目されるようになってから生徒は悩み続けた。
菅前首相が辞任間際に無償化審査再開を指示したニュースが背中を押した。「無償化が適用されてしまえば
後輩たちが苦しめられ続ける」と取材に応じた。
最も違和感があったのは反日教育だという。教師が授業中、強制連行を例にこう言い放ったのを
記憶している。「日帝(植民地)時代にあれだけ朝鮮人を拉致した日本人が拉致問題を言う権利はない」
朝鮮学校側が「拉致問題をきちんと教えている」と主張しているのとはあまりにかけ離れている。
教師は日本人を指す蔑称の「チョッパリ(獣のひづめ)」「倭(ウェ)奴(ノム)」と連呼し、歴史の
授業で生徒に感想文を書かせたが、「教師が反日的な方向に誘導するため、皆、いい成績を取ろうと
反日的な文章を書いた」という。「どうして日本が嫌いになるよう教えられなきゃいけないのか」と感じた。
生徒が北朝鮮について「独裁」と漏らすと呼び出された。教師の板書の間違いを指摘しても
叱り飛ばされる。「目上の言うことを聞くのが朝鮮文化だ」。教師の指導は「絶対服従だった」と今、思う。
生徒が朝鮮学校から移ろうとすると、この学校では教師や同級生が集まって思いとどまるよう圧力を
かけたという。学校側は他校に受験し直すのに必要な書類の記入を渋り、「内申書はゼロだから」と告げた。
朝鮮学校側は「在日差別が続く中での民族教育の必要性」を強調し、無償化や補助金問題では
「子供たちの学ぶ権利や人権の保障」を強く訴えている。(>>2-10につづく)
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