02/04/12 15:26
日興グループ、タワーレコードのMBO支援発表
日興コーディアルグループ系の投資会社、日興プリンシパル・インベストメンツ
（東京・千代田）は12日、国内３位の音楽ソフト小売店タワーレコード
（東京・品川、キース・カフーン社長）を買収すると正式に発表した。
カフーン社長ら経営陣が買収に参加するマネジメント・バイアウト（ＭＢＯ）
形式を採用、全額出資する親会社の米ＭＴＳが持つ全株式を５月後半をメドに
買い取る。買収額は150億円前後となる見通し。タワーレコードは独立を機に大型店
を中心に新規出店を進める方針で、日興側は経営陣を送り込むなど支援する。
ＭＴＳはタワーレコードを世界８カ国で172店舗出店している。日本法人は
1979年の日本進出以来、全国に51店舗を展開しており、2001年４月期の売上高は
約400億円、営業利益は約30億円。買収時にタワーレコードの日本における商標権も
譲り受ける予定で、今後も同ブランドで事業を進める。現経営陣も原則留任する
方向だ。日興側は今後も業績拡大が見込めると判断してＭＢＯ支援を決めた。
以上NIKKEI NETより