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「無用の長物」と化す ソフトバンク携帯 震災が暴いた「儲け至上主義」
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
あまりの不通状態に業を煮やした地元テレビ局「岩手めんこいテレビ」はウェブ上でソフトバンク携帯の通信
状況を特設ページで監視しはじめた。
それによると震災から十日以上たった三月二十三日時点でも陸前高田市、大船渡市、大槌町、田野畑村など六
市町村で「全域使用不可」が続いている。
「復旧に手間取っているというより、ほとんど手を付けていないのではないか」(同関係者)というほどだ。
この関係者の言うとおり、ソフトバンクは意識的に復旧に手を抜いているフシがある。
「NTTドコモやKDDIの携帯電話基地局が残っている場所ではソフトバンクの携帯も使えるようにローミ
ング義務を課すべきだ」―。
携帯各社が倒壊・断線した基地局の復旧を急いでいた三月下旬、ソフトバンク幹部が総務省に乗り込んでこう
直談判した。自社設備が壊滅した場所では他社の基地局で通話を維持させようというわけだ。
一方でソフトバンク社内ではこんな指示が飛んでいるという。「ドコモもauも使えないところは復旧のピ
ッチを特別に上げろ。
ドコモやauが使えるところは通常復旧作業でいい」。つまり自社設備がつぶれた場所は他社に乗っかり、全
滅地域にソフトバンクの旗を立てて存在感をアピールする。
トップは政治パフォーマンスに明け暮れ、幹部は総務省を揺さぶり相変わらずのタダ乗り作戦を練る―。