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技芸天は紀子様似?
奈良は秋篠寺に行った。本堂にはあまたの仏さまが鎮座なさっていたが、
一番の人気は技芸天という優美な仏さまで、
タクシーの運転手さんはたしか「ふくよかなところが紀子さまに似ておられまして」と言っていた。
なんでも衆生の吉祥と芸能を主宰なさるので、
芸事の上達を願う人々がお参りに来るのだそうである。
一応天女とされているが、頭部は女性的、首から下は男性的な摩訶不思議な仏さまなのだった。
お庭は一木一草にも人の手が届いているのが感じられ、もみじの紅葉も素晴らしかったが、萩の黄葉もまた良かった。
7~8メートルもあろうかと思われる紅と白のさざんか、分厚い絨毯をしきつめたような苔、これが本当のモスグリーンという色なのだろう。
あらら、お庭の一角にくちなしの木が、、、。黄色いようなオレンジ色のような実をたわわにつけて。じつはくちなしの実を探していたのよね。
というのはさる方のブログで“大根の甘酢漬け”というのを拝見したのだが、その大根をほんのりくちなしの実で色づける、
と書いてあったので、どこかにないかな~とアンテナを張り巡らしていたところだったのだ。
住職さまの達筆でこう書かれていた。
“みてござる いつでも どこでも みほとけは”
なんだそうなんだ。緘口令をしいたところでほとけ様はすべてお見通しだったのか。斑の美しいアイビーを5センチほどとか、
ゼラニュームの白い花の咲いているのを少々、断らずに頂いてきたりしたが、ぜ~んぶほとけ様に見られていたというのねー。
ところでこの頃聞いたのだが、知恩院のエライお方が、大金をごまかしていたそうだけれど、ほとけ様がいつでもどこでも見てござる、ということをご存知なかったのだろうか。