秋篠宮様・紀子様と親王様・内親王様大好きスレ27章at MS
秋篠宮様・紀子様と親王様・内親王様大好きスレ27章 - 暇つぶし2ch67:可愛い奥様
11/06/18 19:29:32.53 CLbj+oPC0
小さな個人美術館の旅(20)
川嶋紀子雲の絵美術館
星 瑠璃子(エッセイスト)
八ヶ岳の麓の町、小淵沢駅前のタクシー会社で道をたずねると
「行けますかねえ」といわんばかりにこちらを頭のてっぺんから
足の先までジロジロ見た。それでも地図を書いてくれながら 「迷わずに行けたら夕クシー運転手になれますよ」などと余計なことを言う。
「なんてオーバーな。せまいニッポン、行けないところなんて あるはずない。
日本語だって通じるんだもんね」とばかりに威勢よく 車を走らせたのはよかったが、果たせるかな迷ってしまった。
人に道をきこうにも、おおかたが野中の一本道なのである。
あとで分かったことだが、スタートが間違っていた。中央高速は、 小淵沢ではなく須玉インターで下りればよかったのだ。
黄金色に輝く稲穂を美しく染めていた秋の日が暮れかかろうとする頃
ようやく辿りついた「雲の絵美術館」は、奥深い別荘地のカラ松林に
囲まれて立つ「高原ア-ト館」のなかの小さな小さな「美術館」だった。
「八ヶ岳高原アート館」「川嶋紀子雲の絵美術館」と、うっかリすると
見過ごしてしまいそうなところに看板があって、車を停めて小道の奥を
すかして見ると、ぽつんと明かりが灯っている。 どこから流れてくるのか美味しそうな匂いを嗅ぎながら玄関を入れば、
ぺンション風建物(二階が宿泊施設になっている)の左手奥が
「ギャラリー」、右手が「雲の絵美術館」だ。ああ、と思わず嘆声を あげてしまった。というのも、いっばいに掛けられた雲の絵に
いきなり迎えられたから。明け方の紫色にけむる雲、陽に染まって
オレンジ色に燃える雲、たゆたう、うっすらとピンクの雲、わきたつ雲、
飛ぶ雲、流れる雲……。柔らかく、あるいは鮮烈に染め上げられた、 めくるめくばかりの色彩の饗宴である。
川嶋紀子雲の絵美術館
作者、川嶋紀子(いとこ)さんは、秋篠宮紀子(きこ)妃殿下の父方の
祖母にあたる方だ。紀子さま誕生のおり、お母さまが日頃深く
尊敬していたおばあさまのお名前をいただいて同じ表記の名前を 知る人ぞ知る話である。
 雲の絵を描き始めてもう四十年以上になる。


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