11/06/28 19:58:59.05 thbCAU6u0
≪自分だけが特別と思わせない≫紀子さんは外国暮らしが長かったせいか、
珍しく国際感覚を十分に備えたお嬢さんである。しかも、その国際感覚と
いうのはエリートのそれとは違う。紀子さんはこうもらしたことがある。
「小さいころの体験のお陰で、今、自由な発想で物事を考えたり、国籍や
年齢を超えて、いろんな人とお友達になれるんだと思います」この言葉の底に
あるのは、自分だけが特別ではない、人間はみないっしょであると言う考え方だ。
この考え方は、おそらく紀子さんがアメリカの公立の幼稚園、小学校で学んだときに
自然と身に付いたものだろう。アメリカの公立の学校には、人種国籍の違う
様々な子供が通ってくる。紀子さんの両親は、「肌の色の違いや国籍を超える
人間に育ってほしい」という願いから、現地の日本人学校や一部の特別な
学校には入れなかったのだ。