11/04/01 13:05:38.66 oDJ70Zha0
ホルミシス効果の可能性は認めていこうな。「絶対」と言い切ったら科学の進歩は止まる。
実際すでに癌に対する低線量放射線治療は行われて実績をあげている。
内部被爆はまた分けて考える必要があるけどな。
文部科学省の委託組織、(財)日本原子力文化振興財団のサイト
URLリンク(www.atomin.go.jp)
1,000人の人が約500mSv浴びると、2~20年後には、そのうち2人が白血病を発症するという
統計がある。また、一度に2Sv(2,000mSv)以上を目に浴びると、数年~数十年後に白内障に
なるというデータもある。しかし、晩発障害も200mSv以下では起こらない。
放射線が照射されて体内で電離作用・化学作用が起こると、ホルモン活動が活発になって
人体の活性が増すらしいことを示す研究例が多く報告されるようになっている。これは、
「放射線ホルミシス」と呼ばれるようになった(図5-3)。
毒物学には昔から「少量の毒物は刺激的である」という法則があって、薬品や抗生物質は
この法則に照らして使われている。同じように、少量の放射線は生物の活動を刺激するらしい
というのがこの効果である。
その一例をあげよう。イギリスの放射線科医の被ばくについての、 20世紀の100年間
にわたった調査では、放射線障害の知識が十分でなかった1920年ごろまでは
平均20Sv(20,000mSv)も浴びていたので、がんによる死亡率が高かった。1921年から
放射線防護対策がとられた結果、1936~55年では平均線量は1,250mSvと下がり、
がんによる死亡率はまだ高かったものの、がん以外の病気による死亡は一般の臨床医
にくらべて低くなった。1955年以降の平均の被ばくはさらに下がって100mSvとなった結果、
がんによる死亡率も、一般の医師以下になった。日頃接している低線量放射線のために、
放射線科医はかえって長生きしているとも言われている。