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Josie Garthwaite for National Geographic News March 18, 2011
福島原発事故、二大事故との違い
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1979年のスリーマイル島原発事故に関する通称ケメニー委員会の最終報告書では、「機器の欠陥が事故の発端ではあるが、
人為的な操作ミスが決定的要因となった」と述べられている。作業員が非常用冷却系統を誤操作により停止してしまったため、
深刻な事態に進展した。もし作業員(または監督者)が事故の初期段階で非常用冷却系統を作動させていれば、あれほど重大な
事故にはならなかったと同委員会は見ている。
(略)スリーマイル事故当時に米原子力規制委員会(NRC)の委員だったピーター・ブラッドフォード氏は今週、「スリーマイルでは、
事故3日目までに公開した情報のほとんどが不正確だった。燃料溶融の状況や1日目に炉内で発生した水素爆発の事実すら、何年もの間
公表されず、情報がまったく闇に葬られていたのだ」と語った。
スリーマイル島原発事故で、水素爆発に耐えられたのは、すぐ近くにハリスバーグ国際空港があるため、
テロや飛行機墜落に耐えられるよう世界一頑丈に作られていたためである
事故後10年たち、原子炉を解体したところ、炉心部の破損は予想以上に進んでいたことが判明した
事故開始2時間18分後に加圧器逃がし弁を閉じ、3時間ほど経ってから冷却水ポンプやECCSを断続的に動かした結果、
燃料棒がたびたび冷たい水につかったため、加熱と急冷を繰り返すことによる熱的破壊が進んだためである。
原子炉の中心部は原型を留めないほどドロドロになって崩れ落ち、20トンもの溶融物が原子炉容器の底に落下した。
炭素鋼でできた容器が持ちこたえたのは、奇跡ではないにしても稀な幸運と呼んでしかるべきものである。
もし、原子炉容器の底が抜けていれば、チェルノブイリ原発事故に匹敵する大惨事になっていたことは確実である。