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皇室にも献上される焼きのりの生産地として知られる宮城県東松島市矢本地区。
石巻市に近い沿岸部にある同地区では、津波でノリ養殖施設も工場も壊滅状態と
なった。
「復旧の見通しが立たない」。養殖業者は技術が途絶えてしまうと嘆く。
全国漁業協同組合連合会によると、宮城県ののり販売量は全国6位。
全国海苔(のり)貝類漁業協同組合連合会は
「宮城県産は色が濃く、しっかりとして巻きやすく、すしなどに適している」と
する。
同県では県内ののりを集めた品評会が毎年開かれ、上位1、2位は皇室に献上される。
川に囲まれた栄養豊富な海が育む矢本のりは6年連続で選ばれ、「献上のり」と
呼ばれるようになった。
宮城県漁協によれば、県内のノリ養殖業は「全滅状態」という。
矢本地区は19人いた養殖業者のうち6人が死亡・行方不明となり、生産に必要な
養殖施設、船、工場の乾燥機械などほとんど全てが流失した。
生産者の家も流されたという。
「これだけの養殖技術をここで捨てたくない」。
矢本地区で50年以上のりを作り続けている相沢勝利さん(66)は
「ご献上の浜として知名度が上がり、売れ始めたばかりだった」と悔しがる。
相沢さんののり工場も跡形もなく流された。
「漁業者なのだから、海から離れず復興努力をしなければ」と再起を誓うが、
事業再開には億単位の資金が必要という。
「国の支援がないと無理。遅くとも5年以内に復興しないと(養殖業者が)皆
離れてしまう」と危機感を募らせている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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