11/02/21 00:39:51.59 mAzmilc+0
◆白虎隊記念館
飯盛山のふもとにある白虎隊記念館は、
白虎隊や新撰組など、戊辰戦争に関係する遺品や資料によって、
会津側から見た幕末史を見ることができる資料館です。
展示してあるのは、遺族からの寄贈品。系統だてて、
きちんと整理して展示している訳ではありませんが、
これまで読んだ本の中で登場した人々の写真やゆかりの品を
見つけることができ、宝探しをするような楽しさがありました。
印象的だったのは、戊辰戦争で娘子軍を率いて、22歳の若さで
命を落とした中野竹子の書の素晴らしさ。それと、
入口に飾ってあった、天皇家のお写真。
戊辰戦争から60年後の戊辰の年に、会津藩主・松平容保の孫娘にあたる
勢津子さまが秩父宮妃殿下となり、その次の戊辰の年の翌年に、
会津藩士を曽祖父に持つ紀子さまが秋篠宮妃殿となったことが、
会津の人に計り知れない歓びと希望をもたらしたということを、
今回初めて知りました。「これで朝敵の汚名が晴れた」という言葉には、
重みがあります。会津藩士の血縁からの親王殿下御誕生には、
さらに感慨深いものがあったのではないでしょうか。