11/02/11 15:10:18 PnvUd6zO0
最近、久しぶりに「ふぞろいの林檎たち」をDVDで見たんだけど登場人物の一人、
時任三郎の演じた役が毒親もちだった。いい会社に内定決まった彼に恋人が
「親に電話しなさいよ、喜ぶわよ。子供の幸せ喜ばない親なんていないんだから。」
と言って、そんな親じゃないと主張する時任の言葉を全く信じない。あげくには
「いつまでも甘えてうまくいかなかったことを親のせいにしてちゃだめよ」と逆に
彼を諭し始める。
さすが山田太一だなー、毒親もちとノーマル親もちの間の不毛な議論は普遍のもの
だったんだと思わされた。私も、学生時代、模試で全国一位とったり嬉しいことがあっても
絶対親には言わなかったことを思い出した。異様な負けず嫌いで子供にも張り合ってくる親
だったからそんなこと報告した日には大変なことになると思って。
ドラマのストーリーは結局、初めは一流会社の内定に両親は喜ぶんだけど、いろいろあって内定
取り消しという憂き目にあい、傷心ながらそれを報告すると慰められるどころか罵倒され毒親の
面目躍如・・・という流れだった。こういう経験を繰り返して毒親持ちはノーマル親持ちには
親の話をしなくなっていくんだよね。