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こういう例もある。
■60代独身女性、第三者の精子・卵子提供で妊娠
諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘(やひろ)院長は3日、
独身の60歳代女性が米国で第三者の卵子と精子の提供を受け、妊娠していることを明らかにした。
女性は高齢なうえ、血縁関係のない子を産むことになり、こうしたケースが公になったのは珍しい。
生殖年齢を超えた妊娠、出産には母胎へのリスクも高く、議論を呼びそうだ。
根津氏の説明では、女性は現在妊娠15週で、経過は順調という。
帰国後、受け入れてくれる医療機関を探したが、5、6カ所の施設に診察を断られた末、根津氏のクリニックを訪れたという。
根津氏は「責任を持って、出産まで担当する」と話している。
根津氏のクリニックは、96年から160組の夫婦に精子、卵子の提供による「非配偶者間体外受精」を実施し、
124人の子どもが生まれたことを明らかにしている。
ただ、根津氏も院内のガイドラインで、45歳までの夫婦で、原則として未婚は認めていない。
根津氏は「卵子提供を受ける前であれば、私なら止めたケースだった」としたうえで、
「妊娠してしまっている以上、女性と子どもはどこかが受け入れなければいけない」と話した。
(中略)
卵子の提供は、第三者に採卵のリスクを負わせることや、
親子関係が複雑になるなどの倫理面の問題を指摘する声があり、日本産科婦人科学会の指針でも認められていない。
だが、高齢などで妊娠が難しくなった女性が、米国まで渡るケースが表面化してきている。
一方、閉経後に妊娠するなど、ハイリスクな高齢出産は、国内の医療機関で問題視されている。
6月にあった、学識者でつくる日本学術会議の生殖補助医療のあり方に関する会議でも、
海外で精子や卵子提供を受けて妊娠したハイリスク出産を、日本の周産期医療で引き受けている「矛盾」が指摘された。
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