11/01/14 16:06:29 JSwqAAAy0
>>486>>499
アメリカでは、州法により高度生殖技術に対する姿勢がまったく違うので、
一概にひとつの考え方だけをとって
> いかにもアメリカw
ということはできないけど。
卵子提供に関しては不勉強なのでわからないけど、
たとえばニューヨーク州なんかは代理出産は罰則つき禁止。
依頼者も代理母も関わった医者も処分をうける対象となる。
その一方で、向井亜紀が行ったネバダ州なんかでは、禁止されておらず、
しかも、家庭裁判所での手続きは必要だが
遺伝的つながりがまったくなくとも養育する意思を示した者を「実親」できる。
説明足らずだった私が悪かったが、>>485に書いた例なんかは
カリフォルニアや前述のネバダでは、ね。
アメリカ(の一部の州)が、ある意味「合理的に」「割り切って」
その生命が生まれてくることに金を払った人を「親」とできるのには、
もしその生まれてきた生命=子どもの養育過程で
金を払った人が養育者(親)としてふさわしくない(と判断された)場合は
簡単に親権・養育権を剥奪できる法律があるからってことも大きいと思う。
アメリカではお腹を痛めて産んだ遺伝的つながりのある実の子だろうが、家裁がふさわしくないと判断すれば、
州が監護権をもって養育者(親)と簡単に引き離すことができるし、養育権も親権も奪える。
高度生殖技術をもって子どもをゲットしたとしても、
そのあと子どもにとって足りるとみなされるだけの養育をしているか
それができていないときは簡単に子どもを取り上げられるシステムもあってこそだとも言えるんだよね。
> 一番現実に即している
> 合理的だなぁ。いかにもアメリカw
という、とりあえず生まれた時点での「親」をそういう判断で決められるのは。
不適切養育者から子どもを監護(し時には養育権も親権も取り上げるため)の仕組みが
不十分な日本で、アメリカ(の一部の州)での判断基準を取り入れるのは危険だろうね。