10/12/30 03:29:19 00hJVxrP0
>>697
まだ、男系とか言っているアホがいるんだ
男が消える日:Y染色体消滅の危機
動物の性差を決定づけるのは性染色体である。これにはよく知られるようにXとYとがあり、
X-Xの組み合わせからは女が、X-Yの組み合わせからは男が生まれる。
ところが人間の場合、このY染色体が、長い時間を通じて劣化の趨勢をたどり、このままではいづれ消滅する運命にあるという。
まず現状についてみると、X染色体には1000以上の遺伝子が含まれているのに、
Y染色体には78しか存在しない。もともとは同じ数だったのに、次第に減少して現在の数になったのだ。
Y染色体は、父親からストレートに息子に伝わる。何百何千という連鎖を通じて、同一の染色体が代々受け継がれる。
その過程でコピーミスが生じたり、打撃的影響を蒙ったりすると、
染色体の中の遺伝子数が減少する。こうした過程を繰り返して、Y染色体は遺伝子の数を減らしてきたと考えられている。
一方女のほうは、母親と父親から一つずつX染色体を受け継ぐ。この一対の染色体は互いに代替可能で、
一つが機能不全に陥るともう片方がそれを補う。性遺伝子としての機能は損なわれずに子孫に受け継がれていくわけである。
たとえばチンパンジーは乱婚で知られているが、メスが同時に複数のオスと交わる結果、
精子同士の競争が生じ、より強い遺伝子ばかりが生き残るようになっている。これは生殖力の強いオスを残し続けることによって、
種全体としての存続に有利に働いている例といえる。
劣化したY染色体は淘汰されるべきで、男系に拘り、男性が生まれなくなった家系において
無理やりY染色体を残そうとすると、劣化した子どもしか生まれなくなると…