10/12/08 22:38:49 jjiz/WIb0
続きです
所:西尾先生がおっしゃったことは非常に大事なことで、全体的にはまさにそのとおり。皇室
にとって何が一番大事かというと、その中心にいる天皇陛下です。次に皇太子殿下です。
西尾:天皇はコマの芯みたいなもので、芯がしっかりしていればコマ(国民)も動かない。
(天皇がしっかりしているときは国もしっかりしている。)二千年の間も今も、そうなんです。
北朝鮮に侮られ、韓国に蔑まれ、中国に脅されるような時代は昭和天皇の御代には無かった。
今上陛下が悪いわけではなく、米ソ冷戦が終わったということだけれども、その結果、皇室の
位置というものが危うくなってきている。というのは、皇室は武家よりも高い位置にあって、
武家が無言のうちに守ってくれるものだったが、1945年以来、武家はアメリカが取って代わ
ってしまった。日米関係がぐらついて、皇室は危機に瀕している。
そうであれば、日本が国家権力を取り戻して皇室を守らねばならない。それができない日本が
一番の問題。次の126代天皇の時代は外交上の立場が苦しくなり、さらに厳しい時代になる。
よほど英明の君でなければ象徴天皇の役割は務まらないのではないか。
所:現在の「象徴世襲天皇制度」について、教育が足りない。憲法の第一章に書いてあること
なのに、公民や歴史の教科書で説明しない状態が60年以上続いている。
西尾:天皇無視がますます強くなっていますよ、私どもの教科書以外はね。
所:「礼賛」するという意味ではなく、天皇制度についての教育(2000年以上続いてきた
ことや、政治家とは別の役割があるということなど)を客観的に行うのが大事。