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野間秀樹 『ハングルの誕生 音から文字を創る』
平凡社新書、 376ページ、 定価980円、
■ 概要
ハングルは、15世紀に朝鮮王朝で創られた 〈文字〉 である。
精緻な 「音の分析」 をもとに創られたこの文字は、
現代の言語学者も驚嘆するほどの 〈緻密な仕組み〉 を備えている。
これほどの文字を、第四代国王・世宗 (セジョン) と、
彼に仕えた若き秀才たちはどのように創ったのだろうか?
また、当時の朝鮮は、行政を執り行う際の文書も、歴史を記述するのも、
風景や人情を詠む詩歌も、すべてに漢字が用いられてきた。
しかも、隣り合う中国との外交などでの付き合いもある。
日本以上に、圧倒的な漢字文化のまっただなかにあった当時の朝鮮で、
文字革命はいかに行われたのか?
ハングルの仕組みを 〈言語学的〉 に、
そしてその成り立ちを 〈歴史〉 から見ていくことで、
〈奇跡の文字ハングル〉 の合理性、秘められた可能性を探っていく。
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