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1通の辞職願で上小阿仁村が揺れている。村唯一の医療機関「上小阿仁村国保診療所」
に勤務する有沢幸子医師(65)が「精神的に疲れた」と先月下旬、突然、退職表明し、
61年ぶりの無医村になる可能性が出てきたのだ。休みは20日に1回という激務に耐え、地域医療を支えてきた有沢医師に何があったのか。
辞意を表した理由を有沢医師は公にしないが、小林宏晨村長(72)は
「言われ無き中傷により、心に傷を負わせてしまったことが最大の原因」と語る。
村幹部らによると、有沢医師は昨秋、診療所向かいの自宅に「急患にすぐに対応できるように」と
自費で照明を設置。だが、直後に「税金の無駄使いをしている」と言い掛かりを付けた村民がいたという。
また、昼食を食べに行く時間が無く、診療所内でパンを買った際、
「患者を待たせといて買い物か」と冷たい言葉を浴びせられたり、
自宅に嫌がらせのビラがまかれたこともあったという。
昨年、有沢医師の完全休診日はわずか18日。土日や祝日も村内を駆け回り、
お盆期間も診療を続けた。しかし、盆明けの8月17日を休診にすると
「平日なのに休むとは一体何を考えているんだ」と再び批判を受けたという。
診療所の小嶋有逸事務長補佐(60)は「こんなに身を粉にして働く医師は過去に例が無い。
無医村になったら村民が困る。自分で自分の首を絞めている」と憤る。