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吉田純子（旧姓井口純子）のニセ妊娠カンパ事件
昭和50年4月、純子は私立佐賀女子高校衛生看護科に入学。柳川から佐賀に通学
虚言癖のある純子は口がうまかった。
例えば「実は私、むかし柳商（現・柳川高校）野球部のエ－スと付き合ったことあるのよ」
柳商は甲子園の常連校でありエースともなれば地元女子高生の憧れ。周囲は見事騙された。
2年生の夏休み前にクラスメートに友達の中絶費のカンパで同級生からカネを騙し取る。
味をしめて3年生になってまったく同じ手口で金集めをしようとしてついにばれる。
それが原因で学校は退学処分の方針でとりあえず様子見るために2ヶ月の停学処分にする。
反省している様子なので転校処分（佐賀女子高・武雄校舎）
ニセ妊娠カンパ事件のせいで正看護婦の資格取得課程に進学できず、准看護婦免許のまま
武雄校舎を卒業
だれも知らない学校で卒業式を迎えた純子は、以来、高校の同級生とは連絡をとっていない。
（以上 森功「黒い看護婦」より）