10/10/09 17:54:48 5VN3MYAU0
>>580
そこそこ良い所のお嬢さんで
そこそこ良い所の奥様になった主人公は
自分が「そこそこ良いレベルの人間である」ことに自負と自意識と執着を持っている
だがしかし、その主人公の息子は大学にはいかず、ネット喫茶でバイト
主人公からしたら「下流」の生活をしてる
主人公はそんな息子を理解できない、どうにか息子を「引き上げよう」と躍起になる
そんな息子がつきあってるのが主人公からしたらこれまた「下流」の女の子
その息子の彼女である女の子は主人公に馬鹿にされた勢いで、なら「上」を目指してやるわよと
勢いで医学部受験して医者になってやる、などと言ってしまう
最初は単に売り言葉に買い言葉であったが、実行力だけはあったらしいその女の子は
勉強してるうちに、次第に勉強そのものに夢中になっていく
しかし、息子はそんな彼女の努力こそを嫌がる
そんな風に「上」を目指す人間の姿こそが息子には嫌なものであり、忌避するものであるのだ
結局息子と彼女は彼女が努力する人間になったがゆえに、上手くいかなくなり別れてしまう
主人公は馬鹿にしてた(というか、この女の子が息子を「引き下げて」いるのだ扱いしてた)彼女が
「息子より上」になった事を認められない
息子は変わらない、息子の価値観はどこまでも主人公の価値観と相容れない
上手くまとめられなくてすみませんが、こんな話だったと思った