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女性の中毒状態は「エクソシスト」に「呪怨」… 映画のタイトルになぞらえる検察官
《検察官はいよいよ、事件が起きた8月2日の押尾被告らの行動について言及していく》
《2時34分に田中さんが六本木ヒルズの部屋に到着すると、
押尾被告はMDMAを田中さんに渡して一緒に服用し、DVD鑑賞を始めたという》
検察官「3時56分、2人はDVD鑑賞をやめ、1時間ぐらいかけてセックスをしました。
その後、押尾被告、田中さんの順番にそれぞれ5分ずつぐらいシャワーを浴びました。
5時10分に当時の妻からメールが届き、5時12分に返信しています。
そしてセックスを再開し、約30分間セックスしました」
《田中さんに異変が生じたのは、この後だったという》
検察官「寝ていた田中さんが突然体を起こしてあぐらをかき、
誰かをにらむようにして歯を食いしばり、うなるようになりました」
《検察官は、この状態を「怒りの状態」と名付けた》
検察官「手を動かした後、急に力が抜けたようになり、笑った後、ぼーっとした状態になりました」
《これについては、それぞれ「ボクシングの状態」「笑いの状態」「無表情の状態」と名付けた》
検察官「怒りの状態から無表情の状態になるまでにかかった時間は約3分間で、
田中さんはこれを2~3回繰り返しました」
《しかし、田中さんの“奇行”はこれだけでは終わらなかった》
検察官「5時50分には、田中さんは両眼を見開き、白目がむき出しになるなど、
映画『エクソシスト』に出てくる女の子のような状態になりました。これを『エクソシストの状態』と名付けます」
《「エクソシスト」は、少女に憑依(ひょうい)した悪魔と神父らの戦いを描いた、アメリカのホラー映画だ》
検察官「その後、田中さんは一点を見つめて『うーっ』と言ったりして、
映画『呪怨(じゅおん)』に出てくる男の子のような状態になりました。これを『呪怨の状態』と呼びます」
《「呪怨」は、日本の人気ホラー映画で、ハリウッド版のリメイク作品も制作されている》
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