10/08/21 22:52:29 Kre19qoVP
>>60
平民と庶民とは違いますよ。
平民とは、江戸時代までの農民・町人のことですから、
その中には大地主や豪商が含まれています。
初期の慶應に進学していた平民とは、そうした階層の子弟だと思います。
福沢先生はしばしば士流という言葉を使いますが、
それは士族のことではなく、ゼントルマンの翻訳概念です。
だから「たとえ富農や商人の息子でも、常に士流の本分を忘れぬように」
という演説をなさっていたのです。
そうしたプライドをもつのはミドルクラスとして当然のことで、
べつに選民思想でも何でもないのです。