10/12/11 23:15:44 Nb0nv8EY
このスレの奴らが言っていることって言うのは、50年代のカイエ・ド・シネマが言っていたことそのまんま。
50年代っていうのは、昭和50年代のことじゃないよ。1950年代。
「映画は映画の中で生まれなきゃ」なんて特に、そのアジテーションそのまんま。
そんなのは戦前の左翼からも、時代遅れだと批判されていた。
(批判の先鋒にいたのが、フーコーやサルトルだった。だから彼らは後に転向した)
いまの時代にそんなことを言ったら、ゴダールだってあきれて口をアングリと開けてしまうよ。
いまどき、このスレの奴らのような考えを持っているのは、日本では青山真治くらいだろうし、
青山が映画ファンから馬鹿にされているのはそれが理由だよ。
奴は現代でも同じことを言い続けているが、だからまともな映画を作り出せずにいる。
奴らの主張は、「馬鹿馬鹿しい」の一言で済ますことができたものだったが、
「映画は映画の中から生まれるべき」という結論に至るまでの理論の細密さや、
その理論を生みだすまでの彼らの努力などについては、現代でもその意義が高く評価されている。
だから、アンドレ・バザンの著作などは、現代でも読み継がれている。
一方で、このスレの奴らの考えには理論もクソもない。
「蓮實重彦が言っていることはただしいんだ。ただしいのは映画だけだ」の一点張り。
自分では何も考えず、蓮實重彦や金井美恵子にオンブに抱っこ。
先にも書いたように、いまではゴダールだって、そんなことは言わなくなっている。
大昔の、古臭い、ガチガチに教科書的で融通のきかない、建前に過ぎないお題目を有り難がって、
それを新しい考え方であるかのように勘違いしている。
まさにキチガイそのもの。話が通じない。
ゴダールだったら、バルダミュみたいなのでも受け入れるかといったら、さにあらず。
ゴダールにとっても、こんな古臭い教科書通りのことばかり言いたがる馬鹿は迷惑なだけだろう。