11/09/25 22:11:19.62 0
それとは逆に避難拒否の現場で俺に「馬鹿じゃね?」と言い放った関口、
こいつは奴の派遣会社を通して解雇通達した次の日の夜、
あろうことか、こいつの父親が直接、俺に電話をかけてきた。
「このたびは息子がご迷惑をかおけしました云々」
最初は謝罪の電話かと思ったが、途中から声の調子が変わって、
「尽きましては息子によく言い聞かせますので、今回の解雇は何とか、ご遠慮いただけませんか?」
解雇処分に対して遠慮願えないかという、ぞんざいな言い回しも初めて聞いたが、
要は「解雇は不当である」という主旨の抗議の電話だったのだ。
この親にして、この子あり。
関口は23か24歳だったと思う。
問答無用だ。「訴えるなりなんなり、お好きにしてください」俺は冷静を装った口調とは裏腹に
怒り心頭うざけるな、憤慨して電話を切った。