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★誰が横綱の品格を問えるのか
今、この国では「品格」は死語に近い。お茶の水女子大の藤原正彦名誉教授が指摘するように、
戦後日本は経済成長と引き換えに、国を挙げて「品格」を捨ててきた。忍耐、誠実、慈愛、勇気、
惻隠…日本人の美徳の多くを失ってきた。
朝青龍に「品格」を教え込むなら師匠の高砂親方の役目だったという声がある。しかし、国ごと
「品格」を失ったのだ。誰が教えられたろう。
社会全体が自らを棚にあげ、消えうせようとしている倫理規範をひとり日本相撲協会に期待し、
横綱に求めるのは酷というものだ。
くしくも朝青龍が引退会見をしたその日、政治資金規正法違反で不起訴となった政権与党の幹事長
は政治的、道義的責任をとる気はなく、ほおかむりを決め込んでいる。この国で「品格」を問われ、
たじろがない人がどれくらいいるだろう。朝青龍に問う「品格」はブーメランとなって自分たちに帰ってくる…。
(抜粋)
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