11/10/16 08:13:56.08 SpN8dUi8
基本的にはポンプの性能ではありません、、、
真空脱泡は型内部が真空状態から常圧(加圧)になるのに伴い、その際にレジンを隅々まで行き渡らせる(吸引させる)のが主な技法です。
つまり竹の水鉄砲でポンプを引いて水を吸い込むが如くです。
ですので、真空引き→脱泡→開放→常圧の1回でOK、、、
なのですが脱泡→開放のタイミングが難しいです。
脱泡(泡ブクブク)はあくまで型内部を真空にする場合のみでレジン沸騰は好ましくありません。
レジン溶剤揮発による物性変異を伴うだけで無く、多くの微細気泡(硬化反応によるガスなど)を誘発してしまいます。
開放(リリース)はゆっくりと、これはレジンを型の隅々まで行き渡らせる事が第一義です。
急な開放を行うとレジンの流れが追いつかず型の隙間から空気が入ってしまう事になります。
副次的ではありますがゆっくりとした開放は、残存した気泡や発生した微細気泡を常圧(加圧)によって
溶け込ませる事も可能とします。
この辺は加圧脱泡機と同じ原理ですね。
過去スレを参照するとヒントになるかもしれません
「複製スレッド~聞いて型とりーな~12」
URLリンク(2chnull.info)
型内部を真空にするための真空脱泡用の型設計もキモとなります。
昔、自分が貼ったまだ画像が残っていました www ので参考まで。
喜久屋のシリコン型(真空脱泡用)
右下がプール(湯溜まり)、ちなみパーツはボーメ氏コーティカルテ
URLリンク(nimbus.sub.jp)