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女子大生民話もっと親しんで
徳島、小松島両市を舞台にした代表的な民話「阿波狸(たぬき)合戦」を、より大勢の人に
知ってもらいたいと、徳島文理大人間生活学部メディアデザイン学科3年、松岡理恵子さん(21)ら
学生3人が画家で同大教授の飯原一夫さんの絵を使い、アニメーション映画を制作した。
学生らは「このまま民話が忘れられて消えちゃうのはもったいない。
子どもからお年寄りまで楽しんでほしい」とPRしている。(田中渥子)
完成したアニメーションは、阿波狸合戦の前編(25分)。民話では、江戸時代に徳島にいた
四国最大勢力のタヌキの親分、六右衛門と、若いタヌキ、金長の両軍が合戦。
最後は六右衛門も金長も討ち死にしてしまう。
県内に古くから伝わり、ゆかりの祠(ほこら)が数多く残っている。前編は六右衛門が奇襲を仕掛け、
金長が命からがら逃げるまでを描いた。
今年3月、県内の民話を題材に数多くの作品を手がけている飯原教授から提案があり、
松岡さんら3人が4月から制作を始めた。タヌキに関する絵を飯原教授から借りてスキャナーに取り込む。
しかし、原画と取り込んだ絵の色があまりに違い、最初は一枚に3~4時間かけて色調を補正した。
使った絵は約30枚。一つの絵の背景に別の絵を重ね、合戦シーンはタヌキの刀を持つ手だけや、
敵の姿だけのアップを流し、見る人を飽きさせないよう工夫した。
松岡さんが最も力を入れたのはオープニング。わずか10秒の合戦シーンに10日間を費やした。
金長軍と六右衛門軍のタヌキが戦う様子を、やりや旗の動きにまでこだわった。
作品は11月に開かれた阿波の狸まつりで初めて上映し、反響は上々。
後編は今年度中に完成させるが、前編以上にこだわり、絵コンテは倍以上の厚さになった。
民話の舞台、徳島市津田地区出身の同科2年、藤井希望さん(20)は「私には慣れ親しんだ話だったけど、
県内出身でも知らない人がいると大学で気づいた。もっと多くの人に理解してもらえたら」と郷土の紹介に張り切っている。
19日から上映 19日~22日の午前10時~午後4時、小松島商工会議所1階ロビーギャラリーで、上映。入場無料。
【読売新聞】
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