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ソニー製品は中国で支持されているのか!?
日本人的立場で言えば、ソニーは数ある家電メーカーの中のひとつでしかない。
しかし、筆者が巡ったアジアの国々では、ソニーは特別なブランドという印象だ。
それらの国々におけるソニーのショールームや正規代理店は、特別なオーラを発している。
昔からソニーはクールなイメージがあるので、現地の人たちとデジモノ系の
話題で盛り上がれば「日本ではこの製品は安いのか?」と
現行のソニー製品について聞いてくる人も意外に多い。
もちろん、「索尼」という漢字名で表記される中国でもそうだ。
大都市部における中国人消費者が近年、アップルブランドに目覚めたのは
日本でも知られるところ。同じショッピングセンターの中で、
アップルの代理店がハイソな人々でごった返す一方で、
そこから近いソニーの代理店は閑古鳥という状況をよく見かけるようになった。
アップルの後塵を拝するようになったとはいえ、それでもソニーは他社と
比べてブランド力で頭ひとつ抜けているメーカーである。
PSPをはじめとするゲーム機やポータブルプレーヤーにおける
ソニーの支持者は少なくない(ちなみにSCEのゲーム機は中国未発売)。
また、参入したばかりのデジタル一眼においても、同じく参入したばかりの
パナソニックに差をつけ、キヤノン、ニコンに並ぶ人気を得ている。
中国におけるソニーの長期間にわたる活動を振り返ってみると、常に日本とは
異なる方向性を模索しているように見える。その努力はしばしば予想外のベクトルであり、
功を奏しているかと聞かれると微妙だが、かといってユーザーのソニー離れが起こるほどでもない。
いったい支持を得ているのか、いないのか。中国におけるソニーは、つかみどころのない不思議な会社だ。
【日経トレンディ―】
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