11/09/08 13:40:30.10 Dl+VRKCK
>>510
貴族と奴隷、宗主国と植民地、先進国と後進国、戦勝国と敗戦国
時代によって相手は違っても、「少数の搾取者と多数の非搾取者」という法則は昔っから変わらない
日本は資源もなく、それがために戦争を起こして負けた敗戦国なのに、なぜか経済成長を成し遂げた珍しい例
ただそれも、実はいくつかの偶然が重なった奇跡でしかない
日本自身が焼け跡からの急成長市場であったこと、世界のどこよりも安くいいものを作る工場になれたこと
中国・ソ連・北朝鮮という共産主義国の目の前にあって、侵攻の防波堤でもあり「豊かな西側」のショールームでもあったこと
朝鮮戦争という特需もあって、まさに奇跡的に裕福になれた国、それが日本
商品力によって平和的に他の国から搾取することに成功した、世界でも類を見ないレアケース
とはいえ、資源もなく他から搾取する力(軍事力→発言力、牽制力、折衝力)もないから長続きはしない
一億総中流の成熟市場になり、後進国でも似たような品質のものが作れるようになり、冷戦も終わってしまった
日本が勝ち組であることを支えていたものは、何もかもなくなってしまった