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銃を放ったり刀で斬りつけたりする暴力描写を含むビデオゲームが、200億ドル(1兆6千億円)の
米ゲーム市場を引っ張っている。映像はリアルさを増して人気は高まる一方だが、子どもへの
悪影響を指摘する声は根強い。米最高裁判所は週内にも、規制をめぐる訴訟に判決を出す。
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ロサンゼルスで開かれたゲーム見本市「E3」で、リアルな暴力シーンを含んだゲームを試す来場者
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■米国ゲーム販売ランキング
■血しぶきまでリアル
ロサンゼルスで今月開かれた世界最大のゲーム見本市「E3」。剣を手に敵を倒していく新作ゲームに
行列ができた。
人気の体感型ゲーム。コントローラーを振って剣を操ると、画面の中で血しぶきがあがる。試していた
20代の男性は「興奮するね。非現実的なゲームだから問題はないでしょ」。昨年は、切り倒した敵の体
から腸のような「内臓」を奪ってポイントをかせぐゲームも紹介された。(中略)
大手ソフトメーカーの担当者は「スリルを求め、現実に近い表現を追求すれば、どうしても残酷なシーン
も増える」という。
■自主規制か法制化か
「ロールプレーイングゲームなどを好む日本は、世界的に特殊な市場かもしれない。米国は日本より
ゲームをする人の年齢が高い」
米ゲームソフト大手エレクトロニック・アーツの幹部は、よりリアルなゲームが人気で、受け入れられて
いる理由をこう分析する。ただし、暴力表現を含むゲームの子どもへの影響をめぐる議論は尽きない。
米ハーバード大で米政府の援助を得て調査をしたシェリル・オルソン氏は「ゲームと子供の暴力や犯罪を
結びつける明確な証拠はない」という。この10年でゲームは普及したのに、青少年の暴力事件は減少した。
ゲームでストレスを発散し、気持ちを落ち着かせる子どももいると指摘。
「テレビや映画はよくて、なぜゲームだけが子供を暴力的にするのか」と話す。
これに米アイオワ州立大のクレイグ・アンダーソン教授は反論する。
「犯罪と明確なつながりが見つからないというが、子供を20年も調査をするのは不可能。たばこを吸った
子供が肺がんになるかを調査するのが困難なことと同じだ」
アンダーソン教授は、約500人の児童や大学生を最長2年間追跡調査。同級生や教師らへの聞き取りで、
暴力的なゲームをする子は、しない子より攻撃的な振る舞いをするようになったと結論づけている。
規制のあり方を巡る論争には、最高裁が今月末までに出す判決が一定の方向を示すことになりそうだ。
訴訟の発端は、暴力シーンが登場するアクション映画で活躍したシュワルツェネッガー・カリフォルニア州
知事(当時)がつくった。
「多くのゲームは大人向けだ。子供に適切なゲームかどうかは親が決めること」。殺人や手足の切断場面
などが登場するゲームを18歳未満に販売することを禁じる州法に2005年、署名した。子どもには直接
売らず、社会が子どもに遊ばせるかどうかを決めるべきだという理屈だ。
業界は「言論の自由を保障した米憲法に反する」と猛反発した。連邦地裁は07年、控訴裁判所は09年、
それぞれ「業界団体の自主規制があれば十分」などとして州法を違憲と判断し、州側が上告している。
同様の規制と、それに伴う訴訟はほかの州でも起こされたが、いずれも行政側が敗訴。現在は業界の
自主規制に委ねられている。最高裁の判断は、ゲーム業界にも影響を与えそうだ。
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【米国】過去20年間、犯罪率が減少してる要因の一つはゲームの影響かもしれない ※英BBC
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