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「(メディア芸術祭という)先進的な賞の中にあっても、(ペンや紙を使った)原始的な手作業の喜びを忘れないような仕事をしていきたい」
紀元前4世紀の古代マケドニアを舞台にした歴史漫画「ヒストリエ」(講談社)。第14回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で大賞となった漫画家の岩明均(いわあき・ひとし)さん(50)は2月、東京都内で開かれた贈呈式で、こう喜びをかみしめた。
都内の出身。人間に寄生する未知の生物を描いた「寄生獣(きせいじゅう)」などのヒット作で知られる。「ヒストリエ」は、「この作者特有の、いつ誰が死ぬかも分からないドキドキ加減、突き放したような明るさと残酷さ」が評価された。
「ヒストリエ」の主人公エウメネスは、マケドニアのアレクサンドロス大王と出会い、後に将軍となる実在の人物。作品では、その謎に満ちた前半生とともに、地中海世界の古代史がダイナミックに描かれる。
躍動感あふれる人物造形に加え、緻密な背景描写も魅力だ。
「他のマンガ家さんが聞いたら笑ってしまうような仕事量に立ち往生し、机にへばりついておるところです」
昨年末の受賞発表では、こんなコメントを出して会場に姿をみせなかったが、それだけ時代考証や一枚一枚の描写に力を入れている証左だろう。
連載は月刊誌「アフタヌーン」で8年前に始まった。第6巻が発売中だが、完結にはまだまだかかりそう。岩明さんには「机にへばりつく」日々が続く。
岩明均さん(左から2人目)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
MSN産経ニュース
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