11/01/18 22:19:55
人気アニメ「それいけ！アンパンマン」のキャラクターをめぐり、オタクでにぎわう街として
知られる大阪・日本橋で昨年12月、衣料販売店の関係者8人が著作権法違反の疑いで
大阪府警浪速署に逮捕された。容疑は著作権者に無断でデザインをパロディー化した
シャツを販売目的で所持したというもの。オタクなどを狙い、従業員が「オリジナル」と称して
売り込んだシャツは違法コピーで大量生産されたものだった。（清宮真一）
■違法と知りながら
電器店やアニメグッズ販売店がひしめき、オタクの“聖地”とされる大阪市浪速区日本橋。
昨年12月6日午後、重低音の音楽を響かせて営業する店に大阪府警の捜査員が集結した。
衣料販売店「キング」。浪速署の捜査員ら計25人は本店のほか、いずれも日本橋にある
2号店と3号店へ同時に捜索に踏み込んだ。容疑は著作権法違反。捜索令状を示し、
陳列しているシャツを次々に押収していった。
アンパンマンにジャムおじさん、バタコさん……。シャツには人気アニメのキャラクターの顔が
プリントされているのだが、何かが違う。表情が怒っているように見え、デザインのタッチが
劇画風なのだ。
府警は3店舗でシャツをそれぞれ鑑定し、著作権を持つ「トムス・エンタテインメント」
（東京）の許可を得ず、勝手にデザインを変えたものと判断。商品として陳列していたとして、
男性経営者（28）と従業員の計6人を同法違反の疑いで現行犯逮捕した。
数日後には、本店の女性責任者（21）と3号店の男性店長（30）も同容疑で相次いで逮捕。
経営者は「違法と知っていた」と認めた上で大阪区検に略式起訴され、罰金刑に。
女性責任者と男性店長はいずれも起訴猶予となった。
起訴内容は昨年12月6日、キング3店舗で、アンパンマンのキャラクターを許可なく改変した
デザインのシャツ約70枚を販売目的で所持したとしている。
（>>2以降に続く）
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●ソース：ITmedia
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