10/11/12 13:13:01
■ 子どもを対象としたエロ漫画が規制なしで読まれている現状
都小P 新谷会長「お見せしたのは子どもを対象としたひどいエロ漫画ばかりで、近親相姦、
レイプ、陵辱が“愛”とされ、子どもがそういうものを喜んで受け入れる様が描かれています。
乱交、輪姦、生徒会室でパパやお兄さんお姉さんと性交するとか、おかしい漫画ばかりです。
今は、子どもを性の対象としたそのような漫画を、子ども自身が規制なしで読める状態と
なっています。小学生でも手に取れる状態であり、実際に家にあった例もあります。
こんな悪書が、普通の書店やコンビニでも売られているのです。不健全図書の委員に聞くと、
近所で売られているのを見つけたと言いますし、それを子どもが手にとって見ていたそうです。
コンビニは中身を見ずに外側だけで判断するので、表紙がきちんとしていたら売られて
しまうのです。
書店では、児童ポルノ的な内容の同人誌が売られています。本屋でバイトしている学生に
聞いたのですが、夏休みにマスクしてサングラスをかけた小学生が来たので、『これはエロ本を
買いに来たな』と思ったのだそうです。
成人指定のものを持ってきたら年齢を聞こうと思っていたところ、持ってきたのは子どもを
対象としたエロ漫画でした。注意しようと思ってその本を確認したところ、成人指定になって
いなかったので売ったけれど、内容はとても過激で、正直複雑だったと言います」
■ 親は二次元児童ポルノ漫画に存在してほしくない
都小P 新谷会長「こうした漫画では、レイプや陵辱された小中学生が涙を流して喜んでいます。
けれど実際にそういうことがあったら、心と体の傷でその子は立ち直れなくなります。
そんな現状を見ている私たちにとって、このように描かれることは理解できません。
いたずらや声かけ事例は毎日たくさん起きており、そのうち警察に届けるのはかなりひどい
被害だけで、届け出られない盗撮や声かけ、SNSやデコメサイトで呼び出される話は
後を絶ちません。
親は子どもに健全に育ってほしいと願っているし、そのためには子どもを対象としたエロ漫画は
あってほしくありません。その上、今回の例は商品です。子どもを食い物にするな、商売に
するなと言いたいのです。私が望んでいるのは、そういうものが子どもにも売れる現状を
何とかしたいというだけなんです」
■ 「非実在青少年」が問題である理由
都小P 新谷会長「『児童ポルノは被害者がいるから問題だけれど、非実在青少年は被害者が
いないので問題ではない』という論調があります。
しかし、『二次元だから性的に貶めてもいい』というのは、子どもの尊厳と権利が侵害されて
いることになると思うのです。
漫画自体を否定する気持ちはまったくなくて、うちの子どもも漫画をたくさん読んでいます。
漫画から愛や勇気や友情を培うこともあるし、そういう漫画は人間性を豊かにします。
写真よりも漫画のほうが子どもの心をとらえるし、そんな漫画の力を評価しています。
だからこそ反面、悪い価値観も同様に漫画によって子どもの心に入り、傷や障害になると
思うのです。