10/11/02 19:11:54
11月2日に発表されたTBSホールディングス(TBS HD)の平成23年3月期第2四半期決算によれば、
同社のアニメ事業が好調に推移している。同社のアニメ事業はTBSテレビの事業局映像事業
アニメに分類される。
第2四半期までの売上高は11億8700万円となり、前年同期の9億9800万円を20%上回った。
大幅増収は『けいおん!』シリーズのヒットのためである。TBS HDは、『けいおん!!』の
Blu-ray Disc、DVD、関連商品の販売が放映終了後も持続していると説明している。
TBSは平成22年3月期の第2四半期決算でも、アニメ事業は『CLANNAD~AFTER STORY』と
『けいおん!』の大ヒットにより前年の4億2900万円を大きく上回る大幅増収としていた。
今期は好調とされた前年同期をさらに上回った。
『けいおん!』シリーズは、かきふらい さん原作の4コママンガをテレビアニメシリーズ化した
作品である。2009年春に最初のシリーズを1クールで放送したが、アニメファンから大きな
支持を得て大ヒットとなった。こうした人気を受けて2010年4月からは、続編を2クールとして
9月末まで放映した。シリーズの拡大も売上げに貢献していそうだ。
一方、TBS HD全体では減収減益となった。第2四半期までの売上高は1668億1500万円
(前年同期比5.1%減)、営業利益18億8800万円(同35.6%減)、経常利益27億2200万円
(同21.4%減)、そして四半期純損失が26億9200万円である。
主力の放送事業セグメントが売上高は965億3300万円(同5.8%減)、営業損失14億6300万円
だったのに加え、アニメ事業も含まれる映像・文化事業セグメントも売上高619億7900万円
(同4.6%減)、営業損失4億4400万円だった。アニメや文化事業、ペイテレビ事業は好調だったが、
前年好調だった映画事業の減収減益幅が大きく、DVD事業も大幅減収となったのが響いた。
アニメ!アニメ!ビズ
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2011年3月期 第2四半期決算短信/資料(pdf)
URLリンク(eir.eol.co.jp)
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