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バンダイナムコグループが、マンガ出版事業に本格的に乗り出す。バンダイナムコホール
ディングスとグループ会社のエモーションは、新しいコミックスレーベル「エモーションコミックス」を
立ち上げて、2010年12月10日よりマンガ単行本の刊行を開始すると発表した。
第1弾の刊行後、毎月10日頃4タイトルずつの定期刊行を予定する。
エモーションはバンダイビジュアルの子会社で、映像の企画・製作のほか出版事業を
行なっている。「エモーションコミックス」は、現在同社が運営する「Webコミック ゲッキン」と
バンダイチャンネルが運営する携帯サイト「週2コミック ゲッキン」に連載する作品を
単行本化するものだ。発行元をエモーション、発売元は社角川グループパブリッシングが
担当し、全国の書店に流通する。
作品を供給する「週2コミック ゲッキン」と「Web コミック ゲッキン」は、携帯向けとPC向けで
別々に展開して来たオリジナルの電子書籍・マンガコンテンツを、今年10月に同じブランドとして
統一したものだ。携帯向けとPC向けいずれのコンテンツも、電子媒体だけでなくクロス
メディア展開を前提に開発されてきた。今回はまず単行本の発行としてそれが実現する。
バンダイナムコホールディングスは、ゲーム・アミューズメント、映像・アニメ、玩具などの
総合エンタテイメント企業と知られるがこれまで出版事業は弱かった。コミックスレーベルの
立ち上げは、マンガ分野への足掛かりを築くことになる。
12月10日に発売されるタイトルは『マジンカイザーSKL ヴァーサス』(原作:永井豪
漫画:星和弥)、『CANAAN スフィル』(原作:チュンソフト 漫画:細雪純、『英雄伝説 空の軌跡』
(原作:日本ファルコム 漫画:啄木鳥しんき)、『リリィ・トゥリガー』(原作:環望 漫画:かのえゆうし)
である。
『マジンカイザーSKL ヴァーサス』はアニメ作品、『CANAAN スフィル』と『英雄伝説 空の軌跡』は
ゲーム作品と連動している。第1弾タイトルよりバンダイナムコグループの目指すクロスメディア
戦略が取り入れられている。マンガ出版の台風の目となるか、今後の展開から目が離せない。
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エモーション
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