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石川県内の楽器店で、１０代後半から２０代の社会人女性を中心にギターの売れ行きが伸びている。
バンドを題材としたアニメや漫画のヒットを受け、楽器経験がない女性だけでなく、室内のインテリアとして購入していく人もおり、店側は「ギターガール」の出現による思わぬ需要増を歓迎している。
金沢市の楽器店「ビッグボス金沢店」では、５年ほど前からバンドにのめり込む学生や男性客だけでなく、ギターやベースを触ったことのない社会人女性の購入が目立ち始めた。
５万円前後の商品が人気で、５年前の倍となる月３０本ほど売れているという。
購入後に同店併設の練習スタジオを利用して練習する姿も見られるという。
安江拓郎店長によると、深夜にテレビ放映された人気アニメのキャラクターが愛用しているエレキギターを購入する人もおり、
「テレビや映画の影響で女性客が増えた。取りあえず楽器を手元に置き、気が向いたら演奏に興味を持ってもらえたらいい」と話す。
色や形にこだわってギターを購入する人も多く、金沢市の島村楽器金沢フォーラス店では、教則本やアンプをそろえた３万円前後の初心者セットが人気だという。
北國新聞文化センターのギター講座でも仕事帰りの会社員らが通っている。
８月に初めてエレキギターを購入した同市のショップ店員佐々木遥加さん（２１）は
「週１回ぐらいしか触らないが、見た目や形にこだわったのでインテリアとしてもかわいい」と話している。
北國新聞
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