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【アニメ論】個性的な演出でファンを獲得している新房監督とシャフト、なぜあのような演出の形に?  - 暇つぶし2ch1: ◆newsSM/aEE @きよたろーφφφ ★
10/08/02 18:40:04
アニメに詳しい人なら「新房昭之監督」「シャフトの演出」に一家言あるかもしれない。
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グラフィックデザインのようなポップな色づかい。めまぐるしく変わるカットがあったかと思えば、何秒もポーズを
変えずにしゃべりつづけるキャラクターが登場する。早口のセリフがポンポン飛びかい、次のシーンでは静かな
モノローグと叙情的な光景が……。そんなトリッキーな演出が何よりの魅力だ。

「荒川アンダー ザ ブリッジ」も、そうした「新房演出作品」のひとつ。

荒川の河川敷を舞台に、個性豊かな人々が繰り広げる、時におかしく、時にじんとさせられる日常。
監督に、なぜそんな演出をするのか聞いてみると、それは「これがアニメ制作現場」という常識のとらえなおしに
端を発するものだと語ってくれた。

アニメという作品づくりに集まったスタッフは、新房監督にとって「誰」なのか。ばらばらの人々が、ひとつの場所
に集まるというのはどういうことなのか。そしてその作品を見てくれる人は、一体誰なのか。
その常識はずれのおもしろさの原点が、「荒川」の制作過程に見えてきた。(中略)

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|新房昭之監督
|新房昭之(しんぼうあきゆき)。1961年9月27日生まれ。福島県出身。主な監督作品に
|「月詠 -MOON PHASE-」「ぱにぽにだっしゅ!」「ひだまりスケッチ」「さよなら絶望先生」
|「夏のあらし!」「化物語」などがある。
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■新房演出の発端は「できないこと」
― 新房監督と、アニメ制作会社・シャフトが手がける作品は、個性的な演出でたくさんのファンを獲得しています。
なぜ、あのような演出の形になったのでしょう。

新房 実は、最初の動機はポジティブと言えるものではなかったんです。今では少し落ち着いてきたんですが、
アニメは2000年代に本数がぐっと増えました。そのとき、特に作画が人手不足になったんです。そうなると演出的に
狙いたいカットがいつも必ず作れるわけじゃない。時間的、人的制約の中で、一定のクオリティを保つにはどうしたら
いいんだろうと考えはじめたんですね。今の演出技法は「安全策」というところもあって、制約がある中、クオリティを
安全に追求していった結果でもあるんです。

― 「安全策」ということですが、アニメの表現としては斬新ですね。

新房 時間がない中でも、僕が「自分のフィルム」を作り続けるにはどうしたらいいか、考え続けたというところなん
ですね。「自分のフィルム」というのは、僕の目から見て嫌なものが入らない……
嫌なカットとか、嫌なアングルなどがない。それはもう非常に生理的な部分なんですけれども。制約の多い中でも
うまく見せるにはどうしたらいいかと考えて、何となく今のスタイルになってきたという。
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|「新房演出」とは

|「限られた時間と人手の中で、生理的に気持ちいいものを『安全に』追究していった」という新房監督。
|たとえば、同じ場面でキャラクターが会話するときには、アップで入れるのは1人。2人以上を同じ画面に入れる
|際には、ロング(遠景)にする。それはアップにした人物の様子を、細かい絵の動きで見せなくても良いからだ
|という。そして、会話をさせるときには、しゃべるキャラクターが変わるごとにカットを変える。その早いカット割りが、
|観る側からすると、テンポ良く新鮮な印象に映るのだ。
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>>2へ続く

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