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ア軍が松井秀トレード画策！古巣復帰！？
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まだ夏なのにストーブリーグに突入だ。ア軍が水面下で着々と後半戦の首位打者（打率・４２３）である松井のトレードを画策していた。
「すでに松井はウエーバー手続きを終え、どの球団も獲得を名乗りでなかった。全球団との交渉が可能になった」
こうツイッターに書き込んだのはスポーツ専門の有線テレビ局「ＥＳＰＮ」のバスター・オルニー記者。スクープ連発の看板記者で、２００６年オフにはレッドソックスがポスティングシステム（入札制度）で松坂大輔投手（３０）との独占交渉権を落札したことも最初に報じた。
大リーグでは７月３１日以降のトレードは、ウエーバー手続きが条件。４８時間以内に名乗りを上げる球団がなければ、全球団との交渉が可能になる。
同記者によれば、すでにア軍は松井をウエーバーにかけ、勝率下位に優先権がある期間中に獲得の意思表示をした球団はなかったことになる。
プレーオフで出場登録できるのは、８月３１日の所属選手。古巣のヤンキースなど地区優勝争いをしている球団が“最後の戦力補強”として松井を獲得するには３１日がデッドラインとなる。
年俸が４２５万ドル（約３億２７００万円）と安いことや、ポストシーズンに強いことも、松井獲得の魅力だ。
「ツイッターは読んだが、球団の方針でコメントはできない」とア軍のデービッド・フォーストＧＭ補佐。ア軍側にも、ウエーバーにかけることで交渉相手を見極める狙いもあったようで電撃トレードの可能性はある。
この日の松井は、レ軍先発左腕、Ｃ・Ｊ・ウィルソン投手（３０）に２打数無安打。２日前にア軍やファン、球場を「嫌い」などと発言した同投手に対し、本拠地のファンは大ブーイングを浴びせたが、松井は理由を知らなかったという。
「だから、されていたんだ」と松井が納得したのは試合後。トレードも、通告されるのは決まった後、ということになりかねない。