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● NBAのスーパーソニックスが移転し、プロスポーツに対する飢餓感
2008年、NBAのスーパーソニックスがオクラホマシティに移転してしまった。
愛着の持たれていたチームだっただけにファンのショックが大きかったが、そ
れを埋める効果があった。また、マリナーズが2001年以来、プレーオフに進出していないなど、
スポーツシーンで新鮮なニュースを求めていたことが挙げられる。
● クラブ名をファン投票で決定
クラブのニックネームを決めるにあたっては、2008年の3月27日から3月31日の間に
オンライン投票が行われた。リストにあがったクラブ名は3つだった。
シアトルFC、シアトル・リパブリック、シアトル・アライアンス
ただし、この3つのクラブ名が気に入らなければ別のクラブ名を書き込む欄があった。
そこで浮上したのが、かつて「ノース・アメリカン・サッカー・リーグ」時代、シアトルのクラブ名だった
「サウンダース」である。歴史を大切にしたいというサポーターが多く、クラブ名はサウンダースに決定した。
● ジェネラル・マネージャーは4年ごとの選挙で選出
これはバルセロナの方式にならったものであろう。ファンが直接、球団関係者と話し合いを
持つ場を設定した。昨今、アメリカでは野球、フットボールなどでデータを駆使し、
自分なりに分析した結果をブログ上で公表、球団経営に「もの申す」ファンが増えてきている。
サポーターにも経営に参画させる仕組みを作る―これが時流にもマッチしたと思われる。
● シーズンチケットホルダーは、周りに座るサポーターのタイプを選べる
データによると、サウンダースの熱烈なサポーターは20代から40代の男性。
この層が観客動員の3分の2を占めている。この年齢層のサポーターは、サウンダースのカラーを
身にまとって応援に来るサポーターもいるが、一方で家族と一緒にゆっくり見たい人たちもいる。
サウンダースが画期的なのは、シーズンチケットを買えば、周囲に座るファンを選べるという点だ。