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【サッカー】南アフリカＷ杯、売り上げ前回比３０％増の約７１１０億円！ 世界各国が「Ｗ杯特需」に沸く
ＦＩＦＡはこのほど閉幕した、ＦＩＦＡ2010ワールドカップ（Ｗ杯）南アフリカ大会で、
関連収入の総額が前ドイツ大会の30％増の約80億米ドル（約7110億円）に
達したとの見方を示した。中国では捜狐などが「Ｗ杯、世界経済に活気を与えた」
などと伝えた。
中国の多くのメディアは、「Ｗ杯が困難に直面していた世界経済に活気を与えた」などと評価して、
開催国の南アフリカをはじめ、ヨーロッパ、アジアの諸国が「Ｗ杯特需」に沸いたと報じた。
南アフリカの財政相は11日、「同大会開催の約1カ月間、わが国ではスタジアムなど
関連施設や観光などで約130万人分の短期雇用が創出された」と説明、
Ｗ杯が同国に約380億ランド（約49億米ドル、約4354億円）の経済成長をもたらしたと述べた。
同国はスタジアム建設やインフラ整備などで約45億米ドルの巨額投資を行っており、
大会後の施設の維持なども注目されているが、同国では経済アナリストらが
「同大会が南アフリカのＧＤＰに与える影響は、当初の0．4％から0．5％に増加する」、
「支出とのバランスは取れている」などと主張し、Ｗ杯は自国の経済成長を促すと
楽観的な見方を示している。不安視された治安が大会を機にある程度改善されたことなどからも、
外資企業の誘致や観光客の増加などを見込む。
欧州でも、飲食店や自宅などでの観戦による食料品の売り上げ増や応援グッズの販売などで、
各国が「Ｗ杯特需」に沸いた。特に、優勝したスペインでは、0．25％の経済成長の
「押し上げ効果」が見込まれている。ベスト4に進出したドイツでも、
ＧＤＰが0．1％－0．3％増になると予想され、準優勝のオランダでも、
決勝進出を決めた日のビールの売上が前年同期比で2．8％増だったことなどが分かった。
（続く）