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松井秀、球宴で味わった屈辱
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前年まで日本の球宴では“顔”のような存在だったが、大リーグは雰囲気が違った。
自信満々な立ち振る舞いで、あいさつを交わす選手たち。
しかし松井はキャッチボールの相手が見つからず、練習中から明らかに孤立していた。
「7番・中堅」で先発、左前打も放ったが、2打席で交代。主役どころか脇役にもなれなかった。
バリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)やアレックス・ロドリゲス(当時レンジャーズ)らとの交換用にと、
日本からシカゴに24本の新品のバットを取り寄せたが、だれに申し出ることもできず、段ボールごとニューヨークへ持ち帰った。
続く04年もヒューストンでの球宴に選ばれたが、九回に代打で出場して守りについただけ。
球宴に関しては、いまだにほろ苦い思い出しか残っていない。
大リーグ7年目の今年、ようやくオーラを放つ材料となる「ワールドシリーズMVP」のタイトルを手に入れた。
次に真夏の夢舞台に立つとき、もう気後れはしない。ゴジラは雪辱の機会を待っている。