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不倫相手の首つり手助けで医師を逮捕
不倫交際していた元患者女性(34)に頼まれ、自殺を手助けしようとしたとして、
徳島県警徳島東署は20日、自殺ほう助未遂の疑いで「はしもと和(かず)クリニック」
(徳島市)の院長で医師、橋本和典容疑者(53)を逮捕した。同署によると、「自殺
を手伝ったのは事実」などと容疑を認めている。女性は病院に搬送されたが、命に別条
はないという。
医師の目的は「患者の命を助ける」ことだが、「心のケア」を主な診療科目にしている
徳島市の病院長は“彼女”のケアに失敗、あろうことか自殺を手伝ってしまった。
徳島東署によると、橋本容疑者の逮捕容疑は、19日午後10時15分ごろ、「はしもと
和クリニック」の建物内らせん階段で、地上からの高さ約2・5メートルの手すり部分に、
長さ約3メートルの布製ロープを結びつけ、自殺を決意した不倫相手の女性の首に、
ロープを通すなどし、最後には女性が足を乗せていた踏み台を取り外など、自殺しよう
とするのを手伝った疑い。
同署などによると、橋本容疑者が踏み台を外すと、ロープはピーンと張りつめ、女性は
一瞬意識を失ったが、重みなどでゆるんで解けたとみられている。女性はなぜかその後、
「首を絞められた」と110番通報。徳島東署員が駆けつけ発覚した。
周辺の住民などによると、同クリニックは橋本容疑者が院長で、妻が副院長を務めている
という。また、同クリニックのホームページによると、心療内科、神経内科、精神科など
が診療科目で、「ゆううつ、ストレス、不安、落ち込み、イライラ、人間関係の健康相談
(カウンセリング)」などとうたっている。
女性は、約10年前から同クリニックに通院していたが、橋本容疑者との交際が始まった
時期など、詳しいことは現段階で分かっていない。
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