11/07/30 06:01:16.72 LVX2iwtO
329:07/24(日) 11:04 OE0RTaOX
作り話。
高所から自殺しようとしていたら、頭上から声がした
「なんだチミは！！」
驚いて上を見ると俺のカツラが落ちた。
「！！！なんなんだチミはっ！！」
よく見るとその人は長く伸びた松の枝にしがみついていた。枝はしなり、俺のすぐちかくまでしなだれかかってきていた。
「なにしてんですか？」聞いた。「痛てぇぇぇよぉ！松があぁ！！」
なぜ今このタイミングで痛いと叫ぶのかわからなかった。さっきから痛かったろうし、今は話してる途中だ。
！よく見るとさっきの俺のカツラをそのオヤジが手にしている。…どうやらはじめから俺の飛び降りを狙ってカツラをとろうとしていたのだろう。そのオヤジの頭もハゲていた。
一瞬沈黙が流れた。
俺は状況をみこし「カツラならあげます」と言った。
すると会話とは関係なく、突然そのオヤジは「そうです、わだすが変な…」遮って俺は言った「邪魔しないでくれよ！」
また沈黙が流れた。
いつの間にかカツラを頭にセットしたようで、オヤジなのにパツ金の頭になっている。
「なんで死のうとしてんだい？」ばれている。金髪のオヤジにばれている。
「なんでって、、顔でかいからや！」「ほーほー、顔でかいから人生辛いってか。でも生きようとすれば、生きられるんでないかい？」
「とにかく自己嫌悪なんですよ」
「わだすもねぇ、顔の形なんてものはそうそう変えれるもんだと思わないけどね、うん、しかしチミは勇気があるじゃないか、こんな高いところから飛び降りようとするなんて。その勇気とここまで来る行動力と実行力があれば友達の一人二人できるってもんなんだや」
「いや顔でかいからや。飛び降りっから。変なおじさんもういいだろ」
「そうですわだすが変な…」
変なおじさんの声が遠ざかっていく、、俺は、死ぬ、、、、ん！？
「おじさんです」
！！声が遠ざかっていない！こいつは、変なおじさんですと言いたいがために飛び降りまでしやがった！真の変なおじさんだ！
「なんだチミは！」それが最後に聞いた一言です。
金髪は顔が大きく見えやすいそうです。