10/12/12 16:17:37 JMrbaTAr
しかし、欲とは、生きている事そのものだ。
完全に無くすのは生きている限り不可能だ。
だが、完全に欲を無くすのは無理でも、
争いの原因が欲そのものにあるとすれば、
「平和を望む者」とは「欲を無くそうと努める者」であるべきだ。
平和を望まない人は、自由に好きに生きればいい。
だが、もし平和を望むのなら、頑張らなくちゃいけない。欲を無くそうと。
「平和を望む者」とは「自らの欲を無くそうと努める者」である。
だが、「平和を望む者」がそうでない人間より偉いという事は無い。
なぜなら、「平和を望む事」それ自体が欲であるからだ。
もし、誰かより偉い人間が居るとしたら、それは欲を完全に無くした者だ。
しかしその状態は、生きている間は実現不可能といえる。
つまり、生きている人間に偉い人間は居ない。
そこらへんの石ころや死体こそが偉いのだ。
風が、雲が、空気こそが偉いのだ。
そして「平和を望む者」とは、それらを生きながらにして目指し努める人間である。