10/10/28 21:48:20 +/cWKCHb
あるイケメン俳優が、交通事故にあい、重度の障害を負った。
彼は言った。
「でもボクはただ、今のボクにとっての普通を生きている。足元がフラつくから慎重に歩くけれど、それ以上でもそれ以下でもない。
まっすぐにサクサクと歩けないだけで、ゆっくりなら、ひとりでどこへでも行ける。
それがボクにとっての現実であり真実だ。かわいそうでもなんでもない。」
「(障害を負う前より)今の自分の方がいい」
これはきっと負け惜しみなんかではないと思う。
俺だって、未来への展望も期待も持っている。多くの人はそうだ。
だが、「今の自分」の状況を完全に否定し続けられる人間など、いるのだろうか?
口だけなら言えるが、「不幸に酔う」という事も出来るのが人間だ。
結局、それぞれがそれぞれの「今」を生きているだけで、
そして、生まれて生きて死ぬだけの生命があり、
「幸不幸」も「善悪」も「夢」も、
お菓子に入ってる着色料のようなものでしかない。
人生に着色料をつけるなと言ってるのではない。
だが、着色料が本体だと勘違いしてるのどうなの?という事だ。