【うわっ気持ち悪い】東京kitty粘着【ニート丸出し】 at LOBBY
【うわっ気持ち悪い】東京kitty粘着【ニート丸出し】 - 暇つぶし2ch298:名無しさん
11/09/17 10:46:14.28 6ARph0Lq
本編連載再開マダー?

299: ◆8bVOdV11MI
11/09/17 22:58:55.06 jKnV6IAt
>>298
ごめんね。
つまらなくてごめんね。もうすぐ一気に終わらせるから。

300:名無しさん
11/09/18 10:52:11.19 IGmIAo+t
ガンダム系はよく分からないから松戸に死ぬの新編やってくれ

301:名無しさん
11/09/18 15:10:54.90 XI5KgLNA
油豚死んで完結したのをどう続けろとw

302: ◆8bVOdV11MI
11/09/19 21:00:46.63 bMCNYE4u
「ば、バカな。私は夢でも見ているのか?」黄大尉は困惑する。
ビームや銃弾を紙一重でかわし、同時にMSの急所を的確に撃つ。まるで伝説の…
「ニュー…タイプ。いや、そんなものなど存在しない。ニュータイプなど所詮は幻想に過ぎん!!」
と、黄大尉の目の前にうすぼんやりとした影が浮かぶ。光学迷彩を展開したチゾン少尉のザク・ブリッツだ。
「大尉どの。ここは私にお任せください、妹の敵が目の前にいるのです」
「よせ、今のを見ただろう?あんなことが出来るのはニュータイプか『あいつ』が提唱した『超克者』ぐらいのものだ」
「ニュータイプだろうが超克者だろうが人間であることは変わりません!!行きます!!」
チゾン少尉はステルスを展開したままユ・ヴータに向かっていった。
「なんなんだ、こいつは…」体の自由がきかない。勝手に動いている。
『このゴクつぶしがぁ!!ビチクソ芋虫がぁ!!超克!!超克!!』ナツミの頭の中で『声』がしきりに繰り返されていく。
「う、うるせぇ!!何言ってんのかわかんねえんだよ」必死で叫ぶも体は言うことを聞かず、見えざる力で動かされていく。

303: ◆8bVOdV11MI
11/09/19 21:01:25.20 bMCNYE4u
「こ、このMSは、このシステムは…あたしの体を支配してるのかぁ!!」と、ナツミの脳裏にどす黒いモヤモヤが浮かぶ。
「ソニンの敵め、覚悟しろ!!」ザク・ブリッツがステルスを解除して背後から斬りかかる。
ユ・ヴータはすかさずバックキックを放ち、ブリッツは吹っ飛ばされて小惑星の一つに激突する。
ショックでシステムがダウンしたのかブリッツの目から光が消え去る…

「チゾン少尉!!クソッ!!」黄大尉はMAモードでユ・ヴータに急激に接近する。
「貴様、それほどの力を持ちながらなぜ腐敗しきった連邦などに加担し、あのような惨たらしいことを!!」
「し、知るか、それにあたしはもう連邦の兵士なんかじゃない。
元はと言えばあんたたちソーカがあたしたちの学校にスパイ送り込んでMS強奪なんてやらかすからじゃないか。
ソウルの件だって、あんたたちがサトミを出さないから…」
おかしい、なぜあのような事をしたのだろう?いくら怒りに狂っていたとはいえ、あそこまでする必要はなかったはずだ。
「それに、それに、あのエンシューとかいう豚が居なけりゃ、あたしは今もパイロットでいられたのに…」
「…!!なんだと!?」黄大尉が驚きの声を上げた。

304:名無しさん
11/09/19 21:01:51.01 bMCNYE4u
「貴様、今遠刕と言ったか?もしや、名前は光翁では?」
「ミツヲーじゃない。ツネトシだ。エンシューツネトシとかいう最低最悪のロリコン野郎だ!!」
「ツネトシ、恒寿…ツネ坊か!!」黄大尉は笑い出す。
「何が、可笑しい?あたしがあいつに何をされたのかわかっているのか!?」
「いいや、よもやこんな運命もあるとはな…」黄大尉は懐かしむようにしみじみと語りだす。
「お前の言う恒寿の父親の遠刕光翁はな、元は我々ソーカの人間だ。
強いて言えばソーカの前身であるザンスカール帝国の、な」

「ざ、ザンスカール帝国だと?あのギロチンの鈴のか?」新田少将は仰天した。
「なるほど、あの国は戦争末期にエンジェル・ハイロゥという巨大サイコミュ兵器もありましたし、
ブータやアブラブータ、ツネンゲリヲンにはそのノウハウを生かしたのでしょうな」
「ええ、でも、これだけではないのです」ナツミは水を一口飲むとまた語りだした。

305: ◆8bVOdV11MI
11/09/19 21:04:16.88 bMCNYE4u
ゴメン、一気に終わらせるって言ったけどもう少し続きそうだ。
本当にもう少しで終わらせたい。

あと松戸に死ぬ?の続編の案は今でもある。
ちょっと以前のログを見つけたからどう取り入れるか悩みどころだが。

306:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/09/19 21:35:53.12 UAKoaIe2
松戸に死すの新編でロカビリーにフルボッコにされる恒寿の話でも書くかw

307: ◆8bVOdV11MI
11/09/20 21:48:38.32 zgbH0JYD
>>306
え?恒寿亡くなってるんじゃありませんか?

なんとかするとは思いますがね…

308: ◆8bVOdV11MI
11/09/21 23:37:01.30 vYd4Fstj
「あの男はザンスカール戦争終戦直後のドサクサに紛れてエンジェル・ハイロゥを初めとした我が国の技術のみならず、
リガ・ミリティアの『Vプロジェクト』と呼ばれたガンダム量産計画、および造兵廠の場所並びに彼らのスポンサーのリスト、
そして我々ソーカの存在とニュータイプ研究の権威を手土産に連邦へ亡命したのだ!!まったく忌々しいことこの上ない!!
我々の技術をパクるのみではなく、宇宙戦国時代をさらに混迷化させ、挙句の果てには祖国を滅ぼすような真似をするとはな!!」
ナツミは呆然としていた。あのバカの親父も負けず劣らずろくでもない事ばっかしてんじゃねえか。
「それで、奴は今どこにいる?その機体は奴が設計した機体なのだろう?」黄大尉が訪ねる。
「は? いや、これはそこの小惑星の中にあったんで使っているだけなんだが…」
「奴の息子のツネ坊に会ったのだろう?何か言っていなかったか?」
「あんな奴、別に何も…そういや親父がガンか何かで亡くなったって言ってたな。あいつはその後に中尉になったって」
「なんだと!?死んだ!?あの男が?…いや、亡命した当時の歳を考えればあり得ぬことではないか」
「そうだろう?だからあたしはこの辺で…」ナツミは後ろを向き、スラスターを吹かそうとした。

309: ◆8bVOdV11MI
11/09/21 23:38:13.05 vYd4Fstj
「そういう訳にはいかん。貴様のソウルでの虐殺の件は許されるものではない。ここで死んでもらおうか」
黄大尉のMSがまたしても変形しようとしていた。
「ええい、どうすりゃいいんだ?」と、ナツミの右手がアーム・レイカーを握り、両足がフッドペダルを踏み込む。
「こ、こいつ。またあたしの体を…ええい、こうなればなすがままだ!!」ナツミは覚悟を決め、モニターを凝視した。


なんか、今週で終わるかどうかちょっと不安になってきたw

310:名無しさん
11/09/23 23:35:58.29 8HIWbg3j
「うう…私、は?」チゾン少尉は狭いコクピットの中で目を覚ました。
「そうだ、大尉どの…」モニターを立ち上げ、外の様子を伺う。だが…
「な、そんなバカな…」目の前にはエネルギーの渦に飲まれ、自己崩壊するザク・イージスとオートで射出される脱出ボット、
右腕両足を吹き飛ばされ、行動不能となっているでっぷりとしたMSの姿があった。
「気絶している間に…何が、おこったというのだ?」

「クッ、なぜだ、なぜ当たらん!!」黄大尉はビームライフルを当てようとするも、紙一重でユ・ヴータにかわされる。
ユ・ヴータはビーム・スマートガンを構え、連射する。
「そんな遅い砲撃など!!」黄大尉はスレズレでかわす。が、それと同時に背中にビームが当たる。
「なっ、何処からだ?」ワイヤーの付いたポッドがユ・ヴータの両肩に収まる。
先にあれを潰さないとな、ザク・イージスの両肩の羽根飾りとしか呼べないものを引き抜き、ユ・ヴータに投げつける。
ユ・ヴータはひらりとかわ…
「させるわけないだろうッ!!」黄大尉はビームライフルをユ・ヴータめがけて連射する。同時に胸部バルカンも顔めがけて撃ちまくる。
バルカンの弾がユ・ヴータのバイザーに直撃し、バイザーは粉々に砕け散る。
「…!! なん…だと?」バイザーの下に現れたユ・ヴータの素顔。それは…

「バカな…ガンダム、だって?」

311: ◆8bVOdV11MI
11/09/23 23:37:27.36 8HIWbg3j
トリップ忘れた。
酔ってるとマジでだめだなぁ。

312: ◆8bVOdV11MI
11/09/24 23:47:37.90 iOspWJoW
まるでクワガタの顎のようにキザついた四本角に凶悪な顔つきをした『豚のようにでっぷりとした体形のガンダム』が慄然たる威圧感と禍々しいオーラを放ち、黄大尉の目の前にあった。
「なめるな…ガンダムなど、所詮は連邦のプロパガンダMSに過ぎん!!」黄大尉はビームサーベルを抜き放ち、斬りかかる。
それに合わせるようにユ・ヴータがビームサーベルを抜くと、巨大なビーム刃が形成され、一気に黄大尉の機体目がけて振り下ろされる。
それを黄大尉は両脇に仕込まれた『隠し腕』4本に内蔵されたもの全てとメインのビームサーベルで受け止める。
「なんという…馬鹿げた…出力だ…これだけのビームサーベルで受け止めても…押し負けるとは…」
『この愚か者がぁ!!』黄大尉の機体の無線からいきなりしゃがれた老人の声が聞こえる。
「な、なんだこの声は?どこから聞こえるのだ?」
『このビチクソ芋虫共め!!超克じゃ、超克するのじゃ!!』
「まさか、あれにさっきのパイロット以外の誰かが?」黄大尉は距離を取り、ユ・ヴータに向けて通信回線を開く。
「ガンダムのパイロットに告ぐ、コクピットには貴様以外に誰かが乗っているのか?」返事は帰ってこない。黄大尉は通信を切ろうとした…

313: ◆8bVOdV11MI
11/09/24 23:48:21.41 iOspWJoW
「…ぜぇ…ぜぇ…」苦しそうな呼吸音がかすかに聞こえる。
「聞こえるのか?聞こえているのなら返事をしろ!!もしやしゃべれぬ理由でも…」
『超克!!超克!!超克!!』
「まさか、『これ』なのか?『これ』が原因なのか?」

ぽた。ぽた。ぽた。
血。
あたしの血、ああ、いま目から耳から鼻から垂れているのと同じ血。
体は、このMSを動かすための『部品』と化していた。
最早下半身を濡らしている液体が血なのか小便なのかよくわからない。
もう、あたしにとって慣れ親しんでしまった液体だった。
血って、怖くない。

死って、恐ろしい。

怖い、怖い、怖い。
嫌だ、嫌だ、嫌だ。
痛い、痛い、痛い。

「…ぜぇ…ぜぇ…」
かすれた息を出すのが精いっぱいだ。目は、見開かれたまま完全にモニターにくぎ付けになってしまっている。
左手が、かすかに動く。あたしは左手を辛うじて少しづつ動かし、腰に手を回した…

314: ◆8bVOdV11MI
11/09/27 22:58:26.64 X72nHi1x
パン、という銃声が黄大尉の無線から聞こえた。
「自殺、したのか…さすがにこれでは精神も病むわけか…」
「勝手に殺すな!!まだ生きている。つーか、お前このシステムの事何か知ってるだろ?」
黄大尉は沈黙するしかなかった。今まで頼りにしていた『あの文章』にはこのシステムの原型になったものの仕様が書かれていた。
ただ、そのシステムはパイロットをMSという機械を動かす『電池』とさせ、その電池が切れる…
すなわちパイロットが死ぬか敵を殲滅させるまで止まらないという危険極まりない物であった。
「…!? 何か、来る!!」ナツミが言い終わると同時にユ・ヴータの後ろに膨大な光が走った。
そう、あのエリア84を焼き払い、ソーカに今に至る遺恨を残したゲラゲラコロニーレーザーが
ついでとばかりにユ・ヴータの両足とその下を狙っていたソーカ別働隊を吹き飛ばしたのであった。


仕事忙しすぎワロタ

315:名無しさん
11/09/27 22:59:27.39 X72nHi1x
後ろ ×

真下 ○

316: ◆8bVOdV11MI
11/09/30 23:12:09.37 C0mNSCEA
「コロニーレーザー…、あの方角は…エリア84か。あそこには防衛用の反射衛星砲があったはずだが…」
恐らくこの出力では跡形も残らないだろうな、と黄大佐は分析した。
だが今なら絶好のチャンスだ、これを逃せばあのMSには勝てない。黄大佐はエネルギーバイパスを操作した。

「連邦軍は…味方ごと撃ったのか?」コクピット内部のモニターは落ていたがナツミには『聞こえていた』。
逃げ遅れてコロニーレーザーに焼かれた連邦兵士の叫び、ソーカ兵士のクソッという断末魔。
そして、その中でも一際間抜けに聞こえた「ブフッ!(@wぷおおお」というもっとも聞きたくなかった声。
「あいつも、やられたのか…? …!! いや、これは!!』
どんどん膨れ上がる怨念のようなどす黒い思念。ナツミはそれをしっかりと感じ取っていた。
『ヲレハ、ヲレハ、13サイイカトセックステキナコトヲスルマデハシネナイヨ。
ナツミチュアン、キミハ、キミダケハ、タトエモイキッシュバーハンニナッテモ、アイシタイトオモッテイルヨ。
ダカラ、ダカラマダシネナイ、ジニダグナイィィィィィ!!!(@w超克』

317: ◆8bVOdV11MI
11/09/30 23:13:12.14 C0mNSCEA
ブツン、と音を立ててモニターが回復する。目の前にはMAモードに変形したザク・イージスがいた。
「ガンダムのパイロット、どうやら2回も命拾いをしたようだが、これが3度目の正直という奴だ」
イージスのMA形態の中央に膨大なエネルギーが収束される。いくらユ・ヴータの堅牢なメタボ装甲いえどこれが直撃すればただでは済まぬとナツミは感じ取った。
ユ・ヴータのビーム・スマートガンを収束モードにし、ザク・イージスを狙う。

『この一発で、決める!!』二人の思考は鏡で映したかのように一緒であった。


とあるスレに書き込んだらトリップ消すの忘れてて赤っ恥かいた…

318:名無しさん
11/10/04 23:51:51.41 z9+ng92y
「いつもよりチャージが遅い?さっきのでエネルギーバイパスがいかれたか!!」
「ダメだ、あちこち壊れててエネルギーが…」二人ともチャージに手間取るばかりであった。
「ここまで溜まればまあ良いか…ゲームオーバーだ。ガンダムのパイロット」先に仕掛けたのは黄大尉だった。
高出力のメガ粒子砲がユ・ヴータに向かう。
「ええい、ならば、これで!!」ユ・ヴータは右腕のビームシールドを展開し、メガ粒子砲からのビームを受け止める。
「予想以上に、キツイ…」ユ・ヴータの右腕は溶けかかっていた。
いくらビームシールドと言えど、ここまで高出力のビームを防げるようには出来ていないのである。
「このまま、行けるか?」黄大尉はさらに出力を上げる。
途端に警告音が鳴り響く。出力過剰の警報だ。
「もう少しなんだ。もう少しだけ持ってくれ!!」黄大尉はすがる思いで出力を上げ続ける。
ドン!! と大きな爆発音が響き、ザク・イージスの安全装置が働いてコクピットが射出される、黄大尉はしこたまコクピットに頭を打ち付ける。
ああ、やはりザクではガンダムに勝てないんだな。
あの男が我々を裏切り、出て行ったのはいまだザクの血統にしがみつく我々に嫌気がさしたのだな。
「お父さん、ごめんなさい…」黄大尉はそう呟き、意識を手放した…

319: ◆8bVOdV11MI
11/10/04 23:52:15.94 z9+ng92y
「あのMS…自爆した?」
目の前のザクはメガ粒子砲が逆流したらしくプロペラトタンクが爆発し、閃光の中に飲まれていった。
「パイロットは…脱出した、か。これで余計な血を流さずに…」
と、ユ・ヴータの右腕が爆ぜた。ザク・ブリッツがこちらにビームライフルを放ってきたのだ。
「お前、妹や我らの同胞のみならず、大尉どのまで…」チゾン少尉の声は怒りに震えていた。
「ま、まて、あのMSのパイロットは死んでない。それに…」
「問答無用だ!!」ザク・ブリッツは杭が付いた楯をユ・ヴータに向け、ゆっくりと引き金を…


もう少し続くよ。ごめんね長引いちゃって。

320:名無しさん
11/10/05 19:30:21.40 iqqOXovE
油豚vsロカビリー編キボンヌw

321:名無しさん
11/10/05 20:17:35.20 4Jr5AYIo
そう急かすと作者の書ける物も書けなくなるからやめた方がいい

322: ◆8bVOdV11MI
11/10/08 22:01:11.24 6XkTAPdw
「な、なんだ、この映像は…」引き金は、引かれなかった。
チゾン少尉の機体のコクピットにはいくつもの映像がまるでスライドショーのように目まぐるしく映し出されている。
血まみれの子供達の死体、頭から血を流して倒れる少女、漆黒のガンダム、ピンク色のMSに合わせられる照準。
と、赤いフィルターがかかったような映像が出る。
破壊される街、無残に殺される人々、バルカンで肉塊にされる妹と、まるで玩具のように殺されるその友人。
…おえぇ。チゾン少尉は吐き気を堪えづづモニターを見る。場面がいきなる変わる。
でっぷりと太った醜い風貌の中年、同じように不細工なMS、青いバーニアを吹かしてMSが飛び立つ。
また画面が赤く変わる。
ビームが当たる不細工なMS、ドロップキックを喰らって無様によろけるMS、両サイドからジムに取り押さえられる。
今度は全体的にどんよりと暗い色調だ。
目茶目茶になった格納庫、その中でスクラップになった漆黒のガンダム、水の中のように歪んでもう一枚の同じ映像が映る。
「こ、これは…」チゾン少尉は驚愕した。
先ほどのでっぷり太った男が下半身を丸出しにして自分の股間を触る。
股間?もちろんチゾン少尉の股間には何も触れてはいない。だが触られた感覚がたしかにある。
気持ちが悪かった。生理的に受けつげない。でっぷりした男は一物を股間に当て…

323: ◆8bVOdV11MI
11/10/08 22:02:25.74 6XkTAPdw
と、画面が切り替わり、目の前に半壊したMSが映し出される。どうやら元に戻ったらしい。
「あの男に、乱暴されたのか?」チゾン少尉はMSに向かってそう呟く。
「…そうだよ。あいつ、さっきのコロニーレーザーに巻き込まれたみたいだけどね」
「なんだって、そんなことがわかるなんて、君はニュータイプなのか?」
「わからない、あたしはサイコブレンズっていうみたい。一種の強化人間ってやつなのかな」
サイコブレンズ…確かソーカから亡命したニュータイプ研究の権威、通称薔薇博士が研究していた奴か。
「今の映像は、そのサイコブレンズとやらの能力か?」
「わからない、あのNEVADAに乗った時からなんだかおかしいんだ。
自分が自分じゃないみたいに、まるで機械みたいに次々と人を殺していく…あんなのあたしじゃない」
これはどうしたことだろう。さっきまでとは全く違ったしおらしい態度だ。

324:名無しさん
11/10/08 22:02:58.19 6XkTAPdw
「MSに、精神を高揚させるようなシステムがあったのか…?」チゾン少尉は一瞬考える。
「あの…?」ナツミが訪ねる。
「すまないが、私は君がどんな人物なのかはしらない、だがどのような事情があろうと…」
と、チゾン少尉のモニターに一人の少女が映る。
「あ、これが通信か?あんたが目の前のMSのパイロットか?」
「…そだ…」
「え?」
「嘘だッ!! こんな子供が、あんな惨たらしい事をしたというのか!?
歳がソニンと大して変わらないじゃないか!! なんで、なんでこうなったんだ?」
「あ…あんたらが悪いんだよ。クラスのみんなを殺したサトミを匿ったりするから…」
そう言いづつもナツミは、心が申し訳なさと後悔で膨れ上がっていくのを感じた。

325: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/10/12 18:37:15.65 QaifdjoU
<6ねお 6f@xyおばさん o3/yらあめん 3txyあかさん 6d@xyおじさん
xs4(さとう) eqf@d(いたばし) BS@Mこども XEQJさいたま
 t.s bs@m ーmホモ
x.サル qtnuたかみな 9dmsよしもと&66xtおおさか 2]2]ふむふむ tqqj かたたま 4]4] うむうむ u6s なおと GM6QH きもおたく 6tjおかま i6eにおい VGBMLひきこもり 3TXY:出演、演出

B@LOごりら x.サル 7xeやさい 

mwue? rm4すもう a,yちねん a,y特派委員時代 xsdy少女さとしん少女
qtfdたかはし「まだ」
GME[きもい・・・まだ」
:exztyけいさつかん

326:名無しさん
11/10/13 23:00:53.84 gKAHka2P
キチガイがこのスレを落とそうとしてるな
続きを読むまでは落とさせんよ

327:名無しさん
11/10/15 18:16:06.15 HqN5S5IL
東京キチガイ死ね!クソ荒らしが!殺されろ!

328:名無しさん
11/10/15 20:04:50.08 dmCPVoGg
本編続きまだっすかあ。

329:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/10/15 21:44:49.03 xN9GhtfJ
スピンヲフが終わるまで待てないのかね?(@wぷ

>>328

330: ◆8bVOdV11MI
11/10/16 23:36:45.90 59dMAfbJ
みんな、マジで時間かけてゴメン。絶対に近いうちに終わらせるから。


「こんなはずじゃ無かった…ソニンを殺したクソ野郎を、バラバラにしてやろうと思ったのに…
なのに、なんでなんだ…どうしてこんな小さな子が…」チゾン少尉はブルブルと震えている。

コ ン ナ オ モ イ ヲ ス ル タ メ ニ
キ ョ ウ カ ニ ン ゲ ン ニ 
ナ ッ タ ン ジ ャ ナ イ ノ ニ

「!!」ナツミは殺気を感じ取り、回避しようとする。が、ブリッツのタックルをモロに喰らい、機体が大きく揺れる。
『レンポウメ、コンナドウガナドデ、ドウヨウサセヨウトナド!!』ナツミにはチゾン少尉から立ち昇る思念が見えていた。

「……めん……さい」

『ナニ?』
「ごめん…なさい。謝っても謝りきれないのはわかっているけど…」
『ナンデ、イマサラアヤマッテイルンダヨ。ギゼンシャメ!!!』ブリッツはユ・ヴータの両肩を掴み、力を加える。
『オマエノパワーノヒミツハ、コノリョウカタノエネルギーポッドダナ!!』
ベキッ、と音を立ててエネルギーポットが潰れる。

331: ◆8bVOdV11MI
11/10/16 23:37:27.51 59dMAfbJ
「インコムも一緒に潰されたか…もう、ダメかもな…」
と、ユ・ヴータのコンソールの画面にとある表示が浮かぶ。
「これは…、いちかばちかってところか。どの道やるしかないな。よければ撃退、悪くても死ねるわけだし…」
ナツミはエネルギーバイパスの回路を切り替えた。

「中佐、例のシャトルが消息を断ったのはこのあたりですな」連邦士官はそう言い、レーダーを凝視する。
「君、そのようなことをしてもムダとしか言いようがないよ。ただでさえこんな濃いミノ…おかしい、濃すぎるぞ!?」
中佐は仰天し、ミノフスキー粒子の濃度を調べる。
「近くで戦闘が行われているのか?これはいかんね…」中佐はそう言い、その場から足早に駆けようとする。
「中佐、何処へいかれるのです?」
「偵察に向かう。格納庫の『アレ』で出る」

332: ◆8bVOdV11MI
11/10/16 23:37:43.64 59dMAfbJ
「アレ?まさか『G』ですか?いけません!!あれは新型のコントロール装置の調整が…」
「あのキチガイ共に例のシャトルが襲われているかもしれぬのに、か?
たしかソウルの虐殺に関係しているパイロットが乗っているというのだろう?しかもまだ12歳の少女と聞いている。
子供を守り、諭すのは大人の役目だ。だから私自らが助けに行くしかないのだよ」
中佐は格納庫にたどり着き、目当ての機体に乗り込む。
「ニュー・サイコミュとやらか…オールドタイプでも使えるというが、はたして私に扱えるのか…」
格納庫のハッチが開く。
「Gアルパ、中曽根、発進する」

333: ◆8bVOdV11MI
11/10/20 23:15:54.09 FR3CUGRG
コレデ、トドメダ!!』ブリッツがビームサーベルを抜く。
よし、いまだ。ナツミはここぞとばかりにトリガーを引いた。
ユ・ヴータの腹のメタボ装甲が弾け飛び、その奥にエネルギーが収束してゆく。
俗にハイメガキャノンと呼ばれる大型メガ粒子砲が発射…されることなく収束したエネルギーが霧散する。
『エネルギー切レカ。ビビラセヤガッテ』
だがナツミはにやりと笑う。うまく誘い出せた、と。
すかさずコンソールを操作し、残った左腕をブリッツに向けて突き出す。
パン、と装甲がはじけ飛び、内部に仕込まれた二連装グレネードランチャーがブリッツに榴弾を射出する。
不意を突かれたチゾン少尉には避けられるはずもなく、2発の榴弾が直撃する。
『グアッ!! ば、馬鹿な!!」チゾン少尉がそう言うと同時にコクピットが射出される。
「な、今ので誤作動したのか?待ってくれ、マダオワッテナイ!!』
チゾン少尉の叫びもむなしく、射出されたコクピットは戦闘宙域を離脱していく。

334: ◆8bVOdV11MI
11/10/20 23:16:19.07 FR3CUGRG
「ソニン…大尉どの…私の大事なものは、どうして消え去ってしまうんだ?なぜだ?だれか、だれか教えてくれ!!」
狭いコクピットの中でチゾン少尉は絶望に打ちひしがれていた。

教えてあげましょうか…

「誰だ?」チゾン少尉は身構える。

心配しなくていいわ、外に出て…

言われるがままにチゾン少尉はコクピットから出る。
目の前には全身にゴテゴテとブースターを取り付けた…
「ガンダム?味方なのか?」

335:名無しさん
11/10/26 21:45:11.09 aRLkhzM2
空母タイタニックって油豚が昔、豚ブログで言ってた奴?
続きキボンヌw

336:名無しさん
11/10/26 22:40:14.62 vzAIYeG5
「忘れてた、こいつらがまだ残っていたんだったな…」ナツミの機体の周りを同時討ちでボロボロになったソーカのMSが囲んでいる。
「わかったよ、もうエネルギーも無いし降伏するつもりもないから一思いにやってくれ。あたしはもう、疲れた…」
『悪いが、私の目の前で死ぬ事だけはご遠慮願おうか』ナツミの背後に小型の戦闘機が現れる。
「ちょっ、コアファイターだって?そんな機体じゃ無茶だ!! 下がって!!」
『心配するな。こいつらはもう終わりだ』コアファイターの男がそう答えると、周りを囲んでいたMSの一体が爆発する。
と、また別の方向からビームが別の機体のコクピットに直撃し、MSは沈黙する。
「これは…まるで…」先ほど使ったインコム。いや、それとは出力が段違いだ。
「まさか、サイコミュか?あんたは、ニュータイプなのか?」
『残念ながら、違う。これは一般人でも操作できる新型のサイコミュだ。そしてこの機体の実体がこれだ」
周りを縦横無尽に飛び回っていた物体が合体し、二機の戦闘機のような物体に変わる。
その間にコアファイターが重なるようにドッキングし、少し大きめのMSに変形した。
『Gアルパ、というらしい。殲滅用に開発された物だが…私には少しばかり荷が重いというかね』
素早い動きと正確な射撃により、みるみる落とされていくソーカのMS。
「ダメだ、かなわない。全員、武器を捨てて連邦にとう…グアッ!!」
隊長機らしいMSが投降しようとするが、Gアルパに撃たれる。
「ちょっ、何も殺すことは…」
『何を言っている。ソーカのゴミクズ共に連邦こそ正義である事を見せつけるために、こいつらは皆殺しにせねばならんのだ』
ナツミは衝撃を受けた。なんということを言っているのだろう。こんな非情な事をしているモノが、『正義』?
「…ってる…」
『何だ?』
「こんな事、正義なんかじゃない!!間違っている!!」
ナツミはグレネードランチャーをGアルパに向けた。

337: ◆8bVOdV11MI
11/10/26 22:40:57.28 vzAIYeG5
またトリップ入れ忘れた。ゴメンね。

338:名無しさん
11/10/28 16:00:25.05 Oc2YKDWY
新しい作者さん、もうちょっとまとめてうpしない?
なんか間伸びして伸びたラーメン食ってるみたいだからw
前の作者の人はまとめてくれてたから読みやすかっんだけど

339: ◆8bVOdV11MI
11/10/28 22:53:08.57 2zB0Cn29
自分も以前まとめた感じでうpしていたわけなんですがね、
見ての通りの遅筆なわけでして、スピード優先で書いていたわけなんですが…

まとめて書いたら2週間以上とか平気でかかるわけですが、よろしいですか?

340:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/10/28 23:06:02.01 LI65lRpz
>>335
そう。2.3年前だかに油豚が豚ブログでほざいてたネタ。
確か女パイロットが二人居たと思ったが名前忘れたんで省略しもすたw

>>339
まぁまぁ、自分のペースで書けばいいんじゃねw

341:名無しさん
11/11/04 18:34:24.60 wWjxEYCF
で、また打ち切りっすかww

342:名無しさん
11/11/04 21:39:03.47 czUPYzc5
>>341
お前、正直言って迷惑だからもう来んなや

343:名無しさん
11/11/05 15:47:27.44 2hzLXajv
荒らしの東京基地外逃げるなよ

344: ◆8bVOdV11MI
11/11/05 21:43:48.74 P8lBRMfw
打ち切りと思った?
残念、もうちょっとだけ続くんじゃよ

ナツミはトリガーを引くが、肝心の榴弾が出てこない。
『弾切れのようだな。あれだけの啖呵を切ったくせに、自機の残弾すら把握していないとはな』
「いや、アンタの負けだ。通信、開いてみなよ」

…たった今、ソーカ首相を初めとするソーカ与党が停戦案を提出、野党及びソーカ国民の多数が反発するも先ほど上院を通過、
間もなく最高院で決定が決まろうとして…

おい、聞いたか?
俺たちは何のために戦っていたんだ?
最早これまでか…

ソーカのMSから漏れ出る通信からは絶望の声が聞こえてくる。
「戦意を喪失している者を殺すのは軍法会議ものなんじゃない?」
『貴様が言うか!! …まあいい。この宙域のソーカ軍に告ぐ、先ほどソーカ与党が停戦案を提出し、間もなく決定する予定だ。
武器を捨て速やかに投降しろ。さもなくは命の保証はしない』
話が終わるや否や次々と投降するソーカのMS。
「これで、終わったんだな」
『終わっているわけなかろう、我々は君を迎えに来たんだ。近くに我々の哨戒艇がある。それに乗るがいい』

この数日後、宇宙世紀201年6月28日、地球連邦政府とソーカに停戦協定が結ばれた…

345: ◆8bVOdV11MI
11/11/05 21:44:34.07 P8lBRMfw
「なるほど、ここまでにやけに時間がかかった上に説明が不足しているところもあるが、オオクボを降りた直後にそのような経緯があったのか…」
新田少将が暇そうな声で話す。
「ペズン、クリプス戦役の末期にニューディサイズによって核によって自爆したとある…まさか、宇宙世紀160年のアクシズ消失と関係が?」
真田大尉は訝しむ。
「よんよんのお爺さんが…ザンスカール帝国の亡命者で元ソーカ創立メンバー…もしよんよんが知ったら…」
シマは嘆いているようだ。

「あの、まだ話はあるんですが…」

「「「えっ、まだ続くの(か)?」」」

「心配しないでください、あとは時間がかからないよう簡潔に話すつもりですので…」

346: ◆8bVOdV11MI
11/11/08 23:25:59.61 oNUoQHie
『利子より生まれし恒、世界を滅ぼす。恒、芳が揃う時、地獄の門が開く。
されど恒は生き残り、一時の眠りにつき、再び目覚めん。
恒、滅びの巨神目覚めさせ、滅亡の扉を開かんとす。
芳の子、戦乙女、恒の不義の子、そして三人の賢者。
かの者ら巨神と相対せん時…』

「これは…」坂井准尉はボロボロになったメモを棺の中から取り出した。
「お前、何している、初代会長の墓を掘り起こすなど罰当たりな!!」
初老の男性が息を切らしながら坂井の方に向かってくる。
「罰当たり?これが?」坂井は棺から骨を一本取出し、ナイフでほんの少し切れ目を入れて両手で折り曲げるように力を加える。
すると骨はポン、と軽い音を立てて真っ二つに折れる。
「ききき、貴様ぁ!! よよよよくも初代会長の遺骨をヲヲヲヲヲヲヲヲォォォォ!!」
「遺骨?骨がこんなに簡単に折れるわけがないでしょう?よく出来ていますが、これはアクリル製の偽物ですよ」
初老の男性は愕然と折れた骨を見つめている。
「さて、私や『少佐』がここへ来た理由は一つ、あなた方の言う初代会長、遠刕光翁元少佐の消息についてですが…」
「坂井准尉、現代表の方を連れてきた。こちらへ来てほしい」笹井少佐の声が聞こえる。
その側にはフートを目深に被り、全自動式の車椅子に座った男性が佇んでいた。
「会長代理!! こんな所にいてはお身体に…」初老の男性が駆け寄る。
「恒明…アクリルとはどういう事だ?あの男は生きているのか?」
恒明と呼ばれた男性が首を抑え、顔が見る見るうちに青ざめていく。
「もう一度言う、このまま首を折られたくなければ答えろ。あの男、初代会長は生きているのか?」
恒明はコクコクと頷く、と同時に体がガクリと糸の切れたマリオネットのように倒れこむ。
「超克の…フォース…」坂井は思わず呟いた。
「坂井ぐ…いや、今は准尉か。まさかまた会えるとは…」
会長代理は黒焦げになった手をさすりながら話す。

「あなたは、まさか…」

347:名無しさん
11/11/09 01:03:06.89 b6ZE6NO9
>利子より生まれし恒、世界を滅ぼす

ほうじ茶吹いたwwww

348:名無しさん
11/11/11 16:13:01.91 Gx9M/TOk
東京キチガイは電車に乗っただけで捕まる。
だって存在そのものが痴漢だもん。

349:名無しさん
11/11/19 20:53:44.38 GlcRyaWx
東京死ね!

350: ◆8bVOdV11MI
11/11/20 23:28:03.69 ZrfQt89k
「今から65年前、当時フリーの技術士で各地を転々としていた初代会長は、戦争ばかりが続くこの世を憂い、ザンスカール帝国の消滅と共に連邦へと移住、
自身の血縁全てと、自分を慕ってやってきた科学者達と共に、この超創会を作り上げたのです」会長代理はゆっくりと、語りかけるように話す。
「その後会長は、当時の連邦軍の最新MS『RGM-196 フリーダム』の欠点を事細かく指摘し、独自のガンダム量産プランを連邦軍に申請、
その高い性能が故に、半ばワンオフ当然の機体であったガンダムというMSを、安価に、なおかつ高性能を維持したまま生産することに成功したのです」
「なるほど、10年前のガンダムヒエンや私が乗ることになったガンダム五式などはそれの賜物、という訳ですか」坂井准尉が口を挿む。
「…初代会長には二人の子供がいました。名を恒寿と芳鳴といいますが、准尉はよく存じ上げておられるかと」
「ええ、そしてあなたについても、ね」
「…初代会長は幼い二人の子を連れ、現在のヤマナシシティにあるコスゲビレッジの山奥にて、兎跳びやザバイバル訓練、座禅や読経、
それに加えて電流が剥き出しのヘッドギアによるサイコミュ制御など、とても常人には理解できぬ不可解な修行をさせたとの事です。
最も、そのあまりにも度を越した過酷な修行に耐えかねた兄、恒寿が泣きながら全裸で駐在所に駆け込み、それが原因で『修行』の内容が発覚、
初代会長は必死にこれは修行の一環だと強く主張しましたが、結局は文字通り村八分にされた挙句コスゲビレッジを追い出されたようです」
「子が子なら親も親だった、という訳ですか。弟の方は?」
「弟は、当時まだ物心もついておらず、何も覚えていなかったようです。ただ初代会長曰く、潜在性はものすごく高いということでした」
「潜在性というと、ニュータイプとしてのですか?」坂井准尉が訪ねる。
「それとはちょっと違います。初代会長はニュータイプをもはや古いものであると考えており、人の革新を超えるためには人類全体が大きな困難や苦しみに立ち向かい
それを乗り越える最中に、ニュータイプを超えるものが必ず現れるとおっしゃっておりました。我々は、そのニュータイプを超えた人間を『超克者』と呼んでおりますがね」

351: ◆8bVOdV11MI
11/11/20 23:28:36.32 ZrfQt89k
「では、あの兄弟はそのニュータイプを超えた超克者である、と?なんという事だ…あのようなキチガイクルクルパーが…」坂井准尉は頭を抱える。
「いえ、正確には超克者ではありません。あの兄弟は超克者をモデルにして作られた模倣品『超克人』と言います」会長代理はまるで自嘲するかのようにぼそりと話す。
「模造品?どういう事でしょうか?」
「彼らは模造品が故、完全な超克には至っていない。という事です」

「それはあなた自身の事も言っているのですかな、会長代理。いや、遠州芳鳴大尉?」

352:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/11/21 00:12:36.34 iODsVhNZ
芳鳴さんを生かしたか・・・
本編の辻褄合わせが非常に難しくなるなw

353:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/11/21 01:26:26.01 iODsVhNZ
こっちで本編連載再開したよん

スレリンク(lobby板)l50

354: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:03:39.94 GUjNZA5p
えー、まず向こうのスレにも書きましたが
自分の遅筆でこんな事態になってしまい、本当に申し訳ない気持ちです。
そこで連載記念にもう一つ投稿しようかと思ったら、なんとダイジェスト風に完結してしまいました。

そんなわけで、外伝最後の投稿を開始したいと思います。

355:名無しさん
11/11/21 18:04:19.00 GUjNZA5p
「クソッ!!なんというザマだ!!」式場博士はランチの中で頭を抱えていた。
あの無能のキワミの艦長とバカ二人のせいでkitty、いや、光翁のせがれを覚醒させてしまった。
どうしてこうなった?自分がザンスカール帝国で過去のニュータイプ研究所の遺産を使いサイキッカーの能力調整をしていた時期、
今は亡き師の李光南博士と光翁が亡命を勧め、それに乗って連邦領へと亡命してからしばらくは研究も順風満帆としか言いようがなく、自分の人生の最高峰であったとも言える。
今思えば、17年前に自分が開発したニュー・サイコミュシステムのテストをするために、中曽根のボンボンと共に哨戒艇に乗り込んだのが運の尽きだったのかもしれない。
中曽根のボンボンが連れて帰ってきたのはボロボロになった私と師の光翁の共同傑作『超克-408-3 ユ・ヴータ』であり、
パイロットは自分がニュータイプ研究の遺産を使って開発したサイコブレンズの少女であった。
自分はすぐさま少女を自分のラボに入れ、少女に記憶の改竄を施し、地上には偽の帰還報告を出し、サイコブレンズのデータを取るためにラボ地下の実験施設に少女を監禁した。
そうしてデータを取りづつ、時折強力な記憶改竄を少女に施して自分の性癖を心行くまで満たすような事をしながら3年後、ラボが何者かの襲撃を受け、施設は破壊され、少女が消えた。
襲撃者の目的がラボの破壊ではなく少女の身柄の確保であるのは明白だった。使われたMSは『RGM-196フリーダム』…おそらくは連邦でもソーカでもない第三勢力だろうか。
そんなことを考えづつ4年が過ぎ去り、またも大きな動きがあった。光翁のせがれ、恒寿が変わり果てた姿で、だが生きている状態でラボに運ばれてきたのだ。
これはチャンスだとばかりに3年前に鹵獲されたザク・ブリッツのデータを元に無人の量産型ステルスMSを、そして光翁のせがれをメインユニットにした新型空母の案を連邦軍に申請、
その後は10年の間光翁のせがれの覚醒を待つことになった。あとはご覧の通りのありさまだ。

356: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:05:19.26 GUjNZA5p
「光翁よ。どうやら、ヲマエの言った通りの展開になりそうだな」自分は懐から手帳を取り出し、その中の古ぼけたメモを取り出す。

『利子より生まれし恒、世界を滅ぼす。恒、芳が揃う時、地獄の門が開く。
されど恒は生き残り、一時の眠りにつき、再び目覚める。
恒、滅びの巨神目覚めさせ、滅亡の扉を開かんとす。
芳の子、戦乙女、恒の不義の子、そして三人の賢者。
かの者ら巨神と相対せん時、我は再び黄泉帰り、然る後に腐敗せし傲慢なる正義を破壊せん。
そして来るべき大いなる痛みと苦難が人を襲い、恒は倒れ、人類は超克するであろう』

自分はメモにライターで火をつけた。あとはなすがまま、こんなものはもう必要はないだろう。
「しかし恒の不義の子、とは…最後までわからずじまいとはな…」自分は物思いにふける。
亡命した時の事、光翁に子供が生まれたこと、光翁がコスゲビレッジを追い出されたこと、二人の息子の兄が東大士官学校を痴漢で追い出されたこと…ん?

357: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:06:15.71 GUjNZA5p
そうだ、自分はそれから数年後に超創会に行ったことがある。その時の光翁の奥さん、確か利子さんのお腹が膨れていたのを思い出した。
利子さんは太ったのだと言っていたが、間違いない、あれは妊娠していた。そして当時の光翁はMS開発で下手をすれば1年半は帰らないということもざらであった。
「まさか、まさか…」自分の妄想が、最悪の形で固まろうとしていた。

利子さんは、光翁のせがれの子を身ごもっていたのではないか?

「あり得ん。いや、しかし…」そういえばその後ソーカに残った張の奴が利子さんの勧めで養子を迎えたと言っていた。
確か名前は…サトミ。そう、サトミと言う名前の少女だった。
「なんと、なんという運命か…」張サトミ。17年前、例の少女を裏切り、クラスの全員を皆殺しにしてガンダムCOOLに乗り、結果搭乗していた空母ごと撃沈されたと聞く。
だが、空母の残骸からは地上用のパーツの残骸しか発見されておらず、その生存を疑う声が当時からあった。
「よもや、全ての事件の表裏に関係なく、遠刕の一族が関わっているとは…」自分はただ仰天するだけであった。

358: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:07:17.24 GUjNZA5p
同時刻
空母タイタニックもとい、空母シンデンの格納庫、数体のバックポットにまるで神輿のように担がれた格納容器が『それ』を見上げる。
『これが、ヲヤヂの遺した最後のMS…式場のクソヂヂイ、やっぱりこの空母に積んでいたのかね(@w驚』
『それ』はまるで現代に蘇ったRX-78-02ガンダムを模したような機体であった。
『超克-408-0 ブーガンダム、ツネンゲリヲン真の零号機にして、巨神復活のキーパーツ、そしてヲヤヂの最高傑作(@w泣』格納容器の中の『物体』は背後から近づく陰に気付かない。
『ヲヤチ…ヲヤヂ…(@w泣 アンタからは逃れられないのか…結局ヲレはアンタの筋書き通りに「動くなッ!!」格納容器に銃が付きつけられる。
『ヲマエは…ノリユキ!! 生きていたのかね(@w嬉』撃たれたはずの石川少尉が、格納容器の背後にいた。
「万が一を考えて防弾ベストを着こんでいた。ミドリの奴はつけなくてもいいと思っていたらしいけど」ポロリという音を立てて銃弾が落ちる。特殊繊維と合金の複合ベストのようだ。
「お前がkittyか。ミドリが言っていたように確かにバケモノのような姿だな」石川少尉は銃を突きつけたまま話す。
『お褒めいただき光栄だよ(@w嘘 それはさておきノリユキ、ヲレと取引をしないかね?(@w荒 ノリユキと一緒なら、どんなことでもできる気がするよ(@w喜』
「悪いが、断る。先ほどの放送を聞いたが、お前のような13歳以下しか興味がない鬼畜アスペに協力する事は出来ない!!」
石川少尉が銃の引き金に手をかけようとするが、バックポットの特殊徹甲弾が石川少尉の防弾ベストを無残にも突き破る。
『ヴァカな奴だよ、ノリユキ。ヲレに付いていけば…ヲヤ(@w荒』石川少尉のライフルのマガジンには弾が一発も入っていなかった。
『ままままま、まさかノリユキ!!(@w仰天』
「kitty、ちょっとの…間だけだったけど…楽しかった…ぜ…」その言葉を最後に、石川少尉はこと切れた。
『ノリユキ、ヲレは、ヲレは…アァァァァァァアァァヲヲヲヲヲヲヲヲヲォォォォォォ!!!(@w号泣』

359: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:08:13.56 GUjNZA5p
「…!! こ、これは!!」超創会会長代理は車椅子から転げ落ちた。
「あっ、大丈夫ですか?芳鳴大尉!?」抱き起す坂井准尉であったが、その時初めて会長代理の両足が無く、フートの下の顔は焼け爛れて誰だかわからないという事に気が付いた。
「どうやらあなたは、私を誰かと誤解しているようだ。私は超創会の会長代理。それ以上でも以下でもない」
「…了解しました。では私はこれにて失礼いたします」坂井准尉はその場から立ち去った。

超創会会長代理、この男がはたして遠州芳鳴大尉であったのかどうかはこの時は不明であった。
しかし、超克の血はこの男を3年後、再び戦場へと立たせたのである。
~続・宇宙のサムライ 地球連邦崩壊編より~

360: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:08:50.19 GUjNZA5p
「つまるところ、君は疲れて哨戒艇のベッドで熟睡していたらいつの間にか3年の月日が経っていて、その後はイルミナーティという組織のもとで非正規作戦に就いていた、と?」
「はい、この艦のクルーも副長をはじめ、数名がイルミナーティの構成員です。新田少将や真田大尉、シマ中尉は信用が置けると言っていましたから話しましたが…」
「そうか、大体の所はわかった。ヨシミくんも待っているだろうからもう行きなさい」新田少将はそういってナツミを席から立たせた。
「では、失礼しました」ナツミはドアを開けて、ヨシミの待つシミュレータールームへと足を速めた。

外伝『ナツミUC201アフター』 劇終 ?

361: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:09:23.64 GUjNZA5p
「そうか、ついに恒の奴が目覚めたか…」コールドスリープ装置に繋がれた老人は、だれともなくそうつぶやいた。
「ではそろそろワシも、黄泉帰るとするかの…」と、老人の体をつないだバイタルサインがフラットを示す。
と、同時に老人の頭が切り裂かれ、脳がアームで取り出される。脳はそのまま何やら毒々しい色の液体に浸され、目の前のモニターには『NOW MITSUOH DOWN LOADING...』と表示される。
部屋の壁が開き、中から培養液に満たされた生体ポッドに浸けられた20代半ばの金髪の男性が現れる。
モニターの文字が「NOW MITSUOH in C.A. UP LOADING...」に変わり、それに伴い金髪の男性の体が激しく揺れる。
カッ!! と金髪の男性の目が見開かれ、生体ポッドや周りの機械が弾け飛ぶ。
「ふむ、超克人の体とはこんなものか」男性が呟く。

「では、介入を始めよう。すべては人の革新、牽いては人類の超克のため」
ここに、超創会初代会長、遠刕光翁は再誕した。

外伝『ナツミUC201アフター』 劇終

362: ◆8bVOdV11MI
11/11/21 18:10:43.62 GUjNZA5p
という訳で外伝完結です。
無理やり、そして一気に終わらせました。

では、しばらくの間名無しに戻ります。

363:名無しさん
11/11/21 18:41:34.54 eQ+at2zE
>>362
しっちゃかめっちゃかだが乙

364:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/11/21 22:18:52.71 +sUk+WOW
>>362
うわぁぁぁ。しかし後々の辻褄合わせがかなりメンドクセェ結末だな。
まあなんとかするしかないな。長らく乙!

本編もここの自治スレの奴に見つかっちまったんで何処かの過疎スレに引越します

365:作者 ◆XvQzUZ.XyY
11/11/21 22:28:30.15 +sUk+WOW
顔文字板の過疎油豚スレに引越ししますた

スレリンク(kao板)l50

366:名無しさん
11/12/04 12:37:06.95 Lqh180Zc
続編待ち保守

367:名無しさん
11/12/06 23:52:32.14 sMrdsKmd
68 :作者 ◆XvQzUZ.XyY :2011/11/19(土) 00:49:52.81 ID:wHsWPqW2
護衛空母「カイヨウ」ブリッジ
「艦長!!本土から出撃した3航戦のビーコンが途絶しました!!」電探員が叫ぶ
「ミノフスキー粒子は?」
「レベル2から3の間で受信には問題ありませんが・・」
その答えに一色艦長は首を捻る。
「おかしいな。艦艇以外の艦載機のモノもか?」
「はぁ、モニターできません。爆発跡らしき熱源は感知していますが・・まさか」
「そのまさかだな。センカクの接続空域に統合軍の艦艇が居ると言ったな。空保の艦艇
の件といい様子がおかしい。本土の司令部と連絡は取れないのか?」
一色艦長は少しイラつきながらキャプテンシートから身を乗り出す。
通信兵はコンタクトを取ろうとするが首をしきりに横に振る。
「レーザー回線繋がりません。中継衛星の故障か喪失と思われますが・・・」
「完全に孤立したか・・・」
一色艦長は帽子を取ると額の汗をぬぐった
一方、自我に目覚めた「kitty」事遠刕恒寿元中尉操る新鋭攻撃空母「タイタニック」
改め「シンデン」はセンカクの領空を突破しつつあった。
「はははははははははははは、シンデン(@wぷぷ ヲレの城~(@wぷ」
宇宙一のキチガイが今、解き放たれた



368:名無しさん
11/12/06 23:56:06.88 sMrdsKmd
69 :作者 ◆XvQzUZ.XyY :2011/11/19(土) 01:09:19.07 ID:wHsWPqW2
ワシントン連邦政府防衛総省
枝野補佐官が青ざめながら長官室の扉をノックする。
「何だ?枝野。私はもう帰るところだぞ。用件は明日にしてくれないか?」
中曽根長官はコートとバッグを持ちながら長官室を出る所だった。
「いえ、長官・・少しだけお時間、いえ今日はご自宅には戻れないでしょう」
「どう言う事だ?」中曽根はバックを机に叩きつけるように置いた
「これをご覧ください」枝野補佐官がタブレット端末を彼の前に出した
そり画面にはトイレの中で血を流して倒れる二人の連邦軍士官の姿が映っている
「何だ?これは。動画の投稿サイトか?こんな事で私を呼び止めるなバカバカしい!!」
「いえ、こちらもご覧ください」枝野補佐官はもう一つの画像も見せる
そこには血を出して倒れる小泉大佐が映っていた
「小泉大佐じゃないか!!こ、これは・・死んでいるのか?この画像は何だ枝野!!説明しろ!」
「・・・長官、5分程前にタイタニックから電送されてきた画像です。残念ながらこの画像はニセでも
トリックでもなく正真正銘の艦内の画像のようです。空技廠の石川、横山両少尉は死亡、小泉艦長も死んでいます。
画像を見る限り二人は銃で。小泉艦長は警備用のバックポットに撃たれたようで・・」
中曽根長官は見る見る青ざめて行く
「バ、バカな・・タイタニック艦内で・・叛乱?いや、これはコロニー連合の奴らの撹乱工作に違いない。
通信衛星がハッキングされて送られたニセの画像じゃないのか!!枝野!!」
「長官、タイタニックは進宙したばかりの新鋭艦です。まだコロニー連合には外部の画像はおろか内部の
画像すら公表していません。しかも発信IDはタイタニックのモノなので間違いありません」
「ではなんだ!!??まさか式場博士の仕業なのか?博士は居ないのか?連絡は取れないのか?」
「作戦中で通信封鎖中でこちらからは連絡は取れませんがタイタニックからランチが一隻射出された模様です。
恐らく博士はそれで脱出を・・・・」
ここで中曽根長官は我に帰る



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