11/08/28 21:37:00.80 O
デパートで買い物中に古い友人(Aとします)に会った
久しぶり!ときゃあきゃあしあっていたら、Aは実はトイレに行くところだと判明
待っている間に向こうからこれまた古い友人(男、Bとします)が女性連れで歩いて来た
仲間の情報でBが近々結婚の彼女がいるという話を聞いていたので、おめでとうを言おうと思ったが、彼女がいるのにちょっとな、と他人の振りをしようとしたら
「○○じゃん!久しぶり」
と向こうから声をかけてきた
ちらっとそっちを見れば満面の笑顔のBの隣でこっちをものすごい形相で睨み付けている彼女
「声かけないでよ!」と内心、思いながら手を振ろうとしたら後ろから
「ごめんね~。トイレ込んでて」
とAが来た
「あ、ほら!Bだよ」と逃げ場をAに求めようとしたら、彼女の顔が固まっていた
不思議に思いBの方を向くとそっちは凍っていた
すぐにAはにこっと微笑むと
「よく分かった。じゃあね」
と私の手を取って歩き出した
その後を追い掛けるB、そして「ねぇ、どうしたの?」と騒ぎながら追い掛けるB彼女
私がAの速さに付いて行けず、こけそうになったところでBが追い付き何やらもめていた
その間、私はB彼女からBとの関係を問い詰められていた
終始、笑顔のAに対しテンパっているB
「いいじゃない。結婚する相手が変わっただけでしょ?私からその子に」
でようやく分かった
Bの結婚相手はAだった
「じゃあ、その女性は?」
私の顔に出ていた問いにAは
「だから最後まで人生は分からないもの。こういう時の終わり方はきれいにこう」
そう言うときれいな音を立て、Bの頬に見事な手形を残すと
「きれいに終わるのが一番」
注目を浴びる中、とりあえず私はずっとしたかった質問をしてみた
「えっと・・Bくん、その女性はどうするの?」
「捨てる訳ないでしょ?捨てちゃだめよ。かわいそうに」
とA
B彼女からキーキーがなられBはすでにからからに乾いていた