10/06/02 18:52:34 0
手術は経過を見ながら行うこととしたが、しばらくして危篤状態に。
親父も母親も仕事を抜けられないとのことで、俺一人病院へ。
先生から緊急手術をする必要があるとのこと。
親父へ急いで電話をして、俺が承諾書へサインして手術開始。
一瞬、俺が承諾した結果、手術が失敗して・・・
なんて不安もよぎったが、このまま見殺しにもできない。
残る2箇所のうち、1箇所の手術には成功。
ただ、残る1箇所はどうしても取れないらしい。
あとは薬に頼るしかない。
麻酔から覚めたばあちゃんは俺の手を握り
「すまんな、すまんな」としきりに言ってくる。
俺は「いいよ、そんなこと気にせずにしっかり治そう」というのが精一杯。
なんとも複雑な気持ちだった。